当院のこだわり
大したことではないかもしれませんが、大切にしていることがあります。
私たちが開業当初から大切にしている7つのこだわりをご紹介します。
1. ウォーターサーバーを使わず、ペットボトルで提供
■ 一見親切なサービスに潜む「衛生リスク」
多くの治療院・クリニックで導入されているウォーターサーバー。
とても便利で一人あたりで換算するととても経済的、それぞれの方が欲しい分だけ飲めて無駄のない素晴らしいサービスにも思えます。
しかし、その内部にはタンク・貯水されている箇所が存在します。
無菌状態でボトリングされた水でもそこの場所の水は入れ替えられることなく、カビや雑菌が繁殖しやすい構造になっています。
構造的な問題でどれほど管理していても、完全な衛生状態を維持するのは困難です。
化学的には微細な細菌に関してはUVライトなどで殺菌ができますが、タンク内で発生した雑菌はバイオフィルムを形成し、簡単に薬剤やライトだけでは対処できていない問題が存在します。そんなカビが雑菌が入った水を飲むということで大した健康被害はないのかもしれません。しかし、メカニズム、構造それらを知った上で採用することはとてもできないので設置をしていません。
■ 水そのものの性質 (例えばRO水)
ダイオーズなど有名なウォーターサーバーの水それはRO水*という逆浸透膜を用いて精製した水を使用していたりします。
*RO水(RO water)とは、逆浸透膜(Reverse Osmosis membrane/RO膜)という特殊なフィルターでろ過した水のことです。RO膜は非常に細かい孔を持ち、水分子以外の不純物をほぼ完全に除去するため、純度の高い水が得られます。そのため、「純水」や「ピュアウォーター」とも呼ばれます。
この水はミネラルなどもほぼゼロ、大量に飲むと身体の中のミネラルが急激に薄められて不調(水中毒)をきたすリスクが通常の水道水や天然水よりもはるかに高い水です。
■ 密閉性と衛生性、そして健康を重視して「ペットボトル」「浄水」を採用
当院では、「安心して口にできる水」にこだわり、基本的に水は市販の未開封ペットボトル水を無料提供しています。
完全未開封、常に新しいものをご用意しています。500ml程にボトリングされている水は基本的にはミネラルの含まれる天然水(鉱水、湧水)です。
もしくは天然水などよりはるかに厳しい基準を満たした日本の水道水、それを浄水できれいにした水を使用してお茶をつくる、という形をとっています。
これは小さなことのようでいて、私たちの健康に関連産業に従事する責任であると思っています。
2. 「いらっしゃいませ」と言わない
■ 商売ではあるが、商売ではない
「いらっしゃいませ」という言葉には、どこか“商売”の印象が強くなります。
もちろん当院もクリニック等の医療機関であっても基本的には事業体であり、料金をいただき営利目的で営業をしている以上、商売です。
しかし、私たちの目的は「売ること」さらに言うなら「なるべくの多くの売上を上げること」ではなく「本質的な価値・変化を提供すること」。売上をあげるどころか一人ひとりに至っては「できれば来なくて済む状態をつくりあげる」ことを目的とした少し一般的な商売とは異なる形態をとります。
あなたを“商売上の客”ではなく、プロに仕事を依頼する依頼者として迎えるため、「いらっしゃいませ」という形式的な挨拶は使いません。
■ 本質的な関係を築くために、形式を削ぎ落とす
その代わりに私たちは、「こんにちは」といった自然な言葉で接します。
何にも影響しないような細部かもしれませんが、その細部は意識の底に影響すると思っており意識をしています。
3. 「お大事に」と言わない
■ 不調である、不調が続くを前提の言葉を使用しない
「お大事にどうぞ」――この言葉は一見すると思いやりに満ちていますが、裏を返せば「あなたは具合が悪いので」「まだしばらく不調が続くでしょうが」という見えない前提が含まれています。
当院では、あなたの状態が「来た事でよくなった」「改善しよくなることを当たり前」の未来とおいたとき「お大事に」と言う言葉は不適切だと思い、その言葉を意識的に排除しています。
■ 目指すのは「お大事に」が不要な状態
そのため、施術後にお伝えするのは「ありがとうございました」のみ。この言葉の前提に我々は「プロに仕事を依頼していただき」「信頼を置いていただき」という前提を置いています。
当院の施術の結果、誰よりもよくなることを信じているのは我々です。
「すでに良くなっていく道に乗っている」という思いと、前向きな意志の表明のため、お大事にではなく、「ありがとうございました」とお伝えしています。
4. 「患者」と呼ばず、「顧客」や「クライアント」と呼ぶ
■ 来られるのは「患っている人」ではなく、「たまたま一時的な不調がある人」「可能性のある人」
“患者”という言葉には、「悪い状態にある人」「治療に頼らないといけない人」「受け身のニュアンスで医療を受ける必要がある人」といった意味合いを含むことがあります。
しかし、来院される方の多くは、本来そうなるべき人ではなかったが一時的にバランスを崩しているだけであり、また前向きに自らで道を切り拓こうとする人と思っています。
当院では、あなたを「治してもらえるのを待つ存在」ではなく、「自らの判断と選択で変わろうとしている存在」として尊重しています。
■ 主体性を尊重したいから
そのため、あえて我々が「顧客」「クライアント」という表現を使います。
能動的に変化に取り組む仲間として、また問題解決のためにプロへ依頼する方への敬意を込めての呼称です。
5. 論理的に説明できない施術は行わない
■ 「なんとなく」は一切不要
代替療法の業界には時に、非科学的・非論理的な手法や“感覚”に依存する施術が存在します。
それらは科学的に説明できないことを専門用語やスピリチュアルな表現で煙にまく形で誤魔化すため、ないし正当化するために用いられることがとても多いです。
しかし当院では、科学的な医学的な仮説で説明できないこと、再現できなそうなこと、効果が証明されなそうなことは行いません。
もちろん気功という個人に依存する変数が存在することは否定はしませんし、それを用いた施術を提供しますが、それが作用するメカニズム、作用させる対象も、医学的そして科学的な仮説で説明ができるもののみを扱っています。
■ 全ての施術に「なぜ」を説明できること
「なぜ今ここを施術するのか」「どうしてここを見る必要があるのか」「どんな変化が出ているのか」――
すべてを論理的に説明できることこそ、信頼の基盤だと考えています。受ける側からすると「提供者がわからないことをする」ということほど不安なことはないと思います。
そのため、その不安がないよう、我々は解剖学的な身体構造・生理学的なメカニズム、病態など、確かな知識に基づいた施術を提供します。
6. カウンセリングに時間を使わない
■ カウンセリングに30分…それ、本当に必要ですか?
多くの治療院では、施術の前に長時間のカウンセリングを設けることがあります。
ですが当院では、初回からすぐに施術に入ります。
その理由は「滞在時間あたりの成果を最大化する」という、極めてシンプルな考え方です。
施術前カウンセリング、それは身体の問題を理解し、プランニングを立てるためにあくまで顧客の為の時間では施術を提供する側のための時間であり、
施術後のカウンセリングなどは成果が出なかった場合の言い訳をする顧客からの不満を聴いてあげることで満足度を上げるなど、本質的な成果とはなんら関係のない時間であることも多いからです。
■ 体は「見る・触る」でわかる/聞くべきことは施術中に聞ける
体の問題は、「見れば分かる」「触れば分かる」というのが我々の持論です。
むしろ、言葉よりも体がこそが詳細に語ってくれることの方が多いのです。
身体の状態は本人の知覚している、ことから知覚していないことまで正確に情報として伝えてくれます。
身体が伝えてくれる情報には嘘がないのでそれをメインとし、サポート情報としてヒアリングが必要という認識です。
また、ヒアリングが必要な場合も、施術中に聞く、施術前にメッセージで聴くで十分です。
作業をしながら聞くなんて失礼だと思われるかもしれませんが、顧客な大切な貴重なお時間をいただいているということ、遠方から飛行機で来られている方もいるのでその貴重な時間に報いるためにはカウンセリングなど本質的に身体に変化を起こすことのない時間を費やす必要はないのです。
「時間のすべてを施術に割く」それこそが時間あたりの最大成果につながり、成果で返すことこそ、向き合って話を聞く以上の信頼を作り上げることができると信じています。
7. 蛍光灯を使わず、暖色系の間接照明を採用
■ 施術後に感じる“まぶしさ”は無視できない感覚
一般的な治療院や店舗では、明るさを優先して蛍光灯やLEDの白色照明が使われることが多くあります。
しかし施術中、目を閉じて深くリラックスした後に、パッと白く眩しい蛍光灯の光が目に飛び込んでくると、それだけで神経が刺激され、不快感や頭痛を引き起こすこともあるのです。
特に、うつ伏せや仰向けで長時間施術を受けていた場合、目や脳は「暗さ」に慣れている状態。そこへ強い光が差し込むと、交感神経が一気に高まり、身体がまた緊張状態になるなど微細ではあるものの悪影響が出ないとは言い切れません。
■ あなたの目と神経を守る、柔らかな間接照明
当院では、こうした不快な刺激を避けるため、施術を提供するエリアで蛍光灯を一切使用していません。
その代わりに、暖色系の間接照明を用いることで、施術中〜施術後の光環境も含めて、身体がリラックスし続けられる状態を保っています。
「究極の健康を提供する」その環境においては、施術後の数秒間の“光のストレス”すら排除したい――それが当院のこだわりです。
最後に:常識ではなく「成果」にこだわる施術院であるために
形式的なおもてなしや、業界の慣習に頼らない当院の方針は、一見すると「冷たい」「変わっている」と感じられるかもしれません。
しかし、私たちはあなたの体にとって必要なことだけを、誠実に、徹底的に行いたいと考えています。
あなたの時間とお金、そして「良くなりたい」という気持ちを無駄にしないために――
形式ではなく本質、説明できる技術と、再現性のある変化を常に追求し続けています。