当院のこだわり

施術院には、長年続いてきた“業界の常識”、当たり前にしていることなどがあります。
しかし、その「当たり前」が、必ずしも“あなたの体にとって正しい”とは限りません。

当院では、あえて従来の型にとらわれず、「本当に体が変わること」だけに集中する仕組みを整えています。ここでは、私たちが大切にしている6つのこだわりをご紹介します。


1. ウォーターサーバーを使わず、ペットボトルで提供する理由

■ 一見親切なサービスに潜む「衛生リスク」

多くの治療院・クリニックで導入されているウォーターサーバー。とても便利で一人あたりで換算するととても経済的、それぞれの方が欲しい分だけ飲めて無駄のない素晴らしいサービスにも思えます。
しかし、その内部にはタンク・貯水されている箇所が存在します。無菌状態でボトリングされた水でもそこの場所の水は入れ替えられることなく、カビや雑菌が繁殖しやすい構造になっています。
構造的な問題でどれほど管理していても、完全な衛生状態を維持するのは困難です。化学的には微細な細菌に関してはUVライトなどで殺菌ができますが、タンク内で発生した雑菌はバイオフィルムを形成し、簡単に薬剤やライトだけでは対処できていない問題が存在します。

■ 水そのものの性質 (RO水)

ダイオーズなど有名なウォーターサーバーの水それはRO水*という逆浸透膜を用いて精製した水を使用していたりします。

*RO水(RO water)とは、逆浸透膜(Reverse Osmosis membrane/RO膜)という特殊なフィルターでろ過した水のことです。RO膜は非常に細かい孔を持ち、水分子以外の不純物をほぼ完全に除去するため、純度の高い水が得られます。そのため、「純水」や「ピュアウォーター」とも呼ばれます。

この水はミネラルなども含まなく、大量に飲むと身体の中のミネラルが急激に薄められて不調をきたすリスクが通常の水道水や天然水よりも高い水です。

■ 密閉性と衛生性、そして健康を重視して「ペットボトル」を採用

当院では、「安心して口にできる水」にこだわり、市販の未開封ペットボトル水を無料提供しています。
完全未開封、常に新しいものをご用意しています。500ml程にボトリングされている水は基本的にはミネラルの含まれる天然水(鉱水、湧水)です。
これは小さなことのようでいて、私たちの健康に関連産業に従事する責任であると思っています。


2. 「いらっしゃいませ」と言わない理由

■ 商売ではあるが、商売ではない

「いらっしゃいませ」という言葉には、どこか“商売”の印象が強くなります。
もちろん当院も事業体であり、料金をいただき営利目的で営業をしている以上、商売です。

しかし、私たちの目的は「売ること」さらに言うなら「なるべくの多くの売上を上げること」ではなく「本質的な価値・変化を提供すること」。
あなたを“商売客”ではなく、プロに仕事を依頼する依頼者として迎えるため、「いらっしゃいませ」という形式的な挨拶は使いません。

■ 本質的な関係を築くために、形式を削ぎ落とす

その代わりに私たちは、「こんにちは」といった自然な言葉で接します。
何にも影響しないような細部かもしれませんが、その細部は意識の底に影響すると思っており意識をしています。


3. 「お大事に」と言わない理由

■ 不調が“続く”前提の言葉にしたくない

「お大事にどうぞ」――この言葉は一見すると思いやりに満ちていますが、裏を返せば、「まだしばらく不調が続くでしょうが」という前提が含まれています。

当院では、あなたの状態が改善しよくなることを当たり前の未来とおいたとき、「お大事に」と言う言葉は不適切だと思い、その言葉を意識的に排除しています。

■ 目指すのは「お大事に」が不要な状態

そのため、施術後にお伝えするのは「ありがとうございました」のみ。
誰よりもよくなることを信じているのは我々です。

「すでに良くなっていく道に乗っている」という祈りと、前向きな意志の表明のため、お大事にではなく、「ご縁をいただき」「信頼を寄せてきていただき」ありがとうございました、とお伝えしています。


4. 「患者」と呼ばず、「顧客」や「クライアント」と呼ぶ理由

■ 来られるのは「患っている人」ではなく、「たまたま一時的な不調がある人」「可能性のある人」

“患者”という言葉には、「悪い状態にある人」「治療に頼らないといけない人」「受け身のニュアンスで医療を受ける必要がある人」といった意味合いを含むことがあります。
しかし、来院される方の多くは、一時的にバランスを崩しているだけであり、また前向きに自らで道を切り拓こうとする人です。

当院では、あなたを「治される存在」ではなく、「自ら変わろうとしている存在」として尊重しています。

■ 主体性を尊重したいから

そのため、あえて我々が「顧客」「クライアント」という表現を使います。

能動的に変化に取り組む仲間として、また問題解決のためにプロへ依頼する方への敬意を込めての呼称です。


5. 論理的に説明できない施術は行わない

■ 「なんとなく」は一切不要

代替療法の業界には時に、非科学的・非論理的な手法や“感覚”に依存する施術が存在します。

それらは科学的に説明できないことを専門用語やスピリチュアルな表現で煙にまく形で誤魔化すため、ないし正当化するために用います。

しかし当院では、科学的な医学的な仮説で説明できないこと、再現できなそうなこと、効果が証明されなそうなことは行いません。

もちろん気功という個人に依存する変数が存在することは否定はしませんが、それすらも科学的な仮説で説明ができるものとして扱っています。

■ 全ての施術に「なぜ」を説明できること

「なぜ今ここを施術するのか」「どうしてここを見る必要があるのか」「どんな変化が出ているのか」――

すべてを論理的に説明できることこそ、信頼の基盤だと考えています。

解剖学的な身体構造・生理学的なメカニズム、病態など、確かな知識に基づいた施術を提供します。


6. カウンセリングに時間を使わない理由

■ カウンセリングに30分…それ、本当に必要ですか?

多くの治療院では、施術の前に長時間のカウンセリングを設けることがあります。

ですが当院では、初回からすぐに施術に入ります。

その理由は、「時間あたりの成果を最大化する」という、極めてシンプルな考え方です。

施術前カウンセリング、それは身体の問題を理解し、プランニングを立てるためにあくまで顧客の為の時間では施術を提供する側のための時間であり、

施術後のカウンセリングなどは成果が出なかった場合の言い訳をする顧客からの不満を聴いてあげることで満足度を上げるなど、本質的な成果とはなんら関係のない時間です。

■ 体は「見る・触る」でわかる/聞くべきことは施術中に聞ける

体の問題は、「見れば分かる」「触れば分かる」というのが我々の持論です。

むしろ、言葉よりも体がこそが詳細に語ってくれることの方が多いのです。

身体の状態は本人の知覚している、誤認していることまで正確に情報として伝えてくれます。

身体が伝えてくれる情報をメインとし、サポート情報としてのヒアリングが必要という認識です。

また、ヒアリングが必要な場合も、施術中に聞く、施術前にメッセージで聴くで十分です。

カウンセリングに時間をとる余裕があるのであればその時間すべてを施術に割く、それこそが時間あたりの最大成果につながると信じています。


7. 蛍光灯を使わず、暖色系の間接照明を採用している理由

■ 施術後に感じる“まぶしさ”は無視できない感覚

一般的な治療院や店舗では、明るさを優先して蛍光灯やLEDの白色照明が使われることが多くあります。
しかし施術中、目を閉じて深くリラックスした後に、パッと白く眩しい蛍光灯の光が目に飛び込んでくると、それだけで神経が刺激され、不快感や頭痛を引き起こすこともあるのです。

特に、うつ伏せや仰向けで長時間施術を受けていた場合、目や脳は「暗さ」に慣れている状態。そこへ強い光が差し込むと、交感神経が一気に高まり、身体がまた緊張状態にるなど微細ではあるものの悪影響が出ないとは言い切れません。

■ あなたの目と神経を守る、柔らかな間接照明

当院では、こうした不快な刺激を避けるため、施術を提供するエリアで蛍光灯を一切使用していません

その代わりに、暖色系の間接照明を用いることで、施術中〜施術後の光環境も含めて、身体がリラックスし続けられる状態を保っています。

「究極の健康を提供する」その環境においては、施術後の数秒間の“光のストレス”すら排除したい――それが当院のこだわりです。


最後に:常識ではなく「成果」にこだわる整体院であるために

形式的なおもてなしや、業界の慣習に頼らない当院の方針は、一見すると「冷たい」「変わっている」と感じられるかもしれません。

しかし、私たちはあなたの体にとって必要なことだけを、誠実に、徹底的に行いたいと考えています。

あなたの時間とお金、そして「良くなりたい」という気持ちを無駄にしないために――

形式ではなく本質、説明できる技術と、再現性のある変化を常に追求し続けています。