慢性腰痛 とその原因
慢性腰痛とは
慢性腰痛とは文字通り、慢性的に腰が痛い状態のことであり、その症状の総称であり、具体的な病名などではありません。
腰痛は種類としては主に3種類あります。
腰痛の種類
1.椎間関節性腰痛
2.筋・筋膜性腰痛
3.変形性脊椎症
1.椎間関節性腰痛
椎間関節部に起因する腰痛を総称して「椎間関節性腰痛」といいます。
慢性腰痛の場合、椎間関節の変性によるものがよく見られます。
2.筋・筋膜性腰痛
慢性腰痛では筋肉の緊張によって血流が悪くなり、筋肉がかたまり、痛みが生じます。痛みや筋肉の硬直は脊柱起立筋(首からお尻までの筋肉)のサイドに最も多く生じますが、お尻(殿筋)や背骨中心から少し離れた天でも発生するこもあります。
3.変形性脊椎症
加齢による脊柱やその周囲組織の変形に起因する腰痛のこと。特徴としては動作の初めに痛みがあり、動作を続けていると痛みがやわらいでいきます。また、同じ姿勢を維持していても腰痛が強まります。
(加齢によるものであっても、原因が椎間関節にあるものは「椎間関節性腰痛」に分類され、筋・筋膜に原因があるものは「筋・筋膜性腰痛」に分類されます)
※別記事「”気になる”人体のツボに関して 慢性腰痛編」より引用
慢性腰痛の中で上記のように原因が判明しているものを特異的腰痛と呼ぶ。一方で原因が判明していないものは非特異的腰痛と呼ぶ。
腰痛の中で原因が(医学的に)判明している(特異的腰痛な)のは10%と言われており、90%が具体的な原因が判明していない(非特異的腰痛である)と言われています。
そのため、医療機関に行った場合に確実に原因が判明しないケースというのも多くあります。場合によってはレントゲンをとって異常がないので特になにもできる手立てがないと、痛み止めと湿布のみを処方されるというケースも多く、そういった経験をされている方も多いのではないでしょうか?
慢性腰痛の原因は?
実際に特定されていない、もしくは複合的な原因で腰痛が起きているケースが多いです。
腰痛の原因はわからない場合もありますが原因は下記の要素が関連しているケースが多いです。
物理的要因
- 加齢などにより筋肉が衰え、重力による腰部軟骨、関節等の減耗
- 重たいものを持ち、腰に不可がかかることがある
- 同じ姿勢でいることで、筋肉が硬直し老廃物がたまっている状態
- 前屈やひねり動作を日常的に行う
心理的・遺伝的要因
- 仕事でのストレス過多
- 心理的な問題を抱えている
- 家族に身体的・心理的ストレスで腰痛を持っているものがいる
- 内臓(胃、腸、腎臓等)に不調がある
- 痛みへの不安が日常的にある
慢性腰痛があるときにしてはいけないこと
上記のような原因がるときにしてはいけないことは下記があげられます。
- 過度な運動
- 過度な安静
- ネガティブ思考
- 暴飲暴食
過度な運動
自明ではありますが、過度な運動は物理的な負担を過度にかけるため、悪化させる恐れがあります。腰にサポーターを巻く、腰に負担がかからない姿勢を心がける(例:ものを持ち上げるときは体の近く、正中に置き、腰を曲げないでそらした姿勢で持ち上げる等)などを心がけてください。
過度な安静
過度な安静は逆に腰痛を悪化させます。腰痛が怖く動かないと、
- 筋肉が衰える
- 動かないことで血流が滞り、疲労物質が堆積、コリが発生し悪化
- 動かないことで血流が滞り、回復に遅延が発生
ネガティブ思考
精神的な状態が影響し、血流や臓器に影響が起き腰痛が発生することがあります。ストレスや痛みへの恐怖などがあるかと思いますが、気晴らしなどをし腰痛やネガティブ思考から切り離すようにしましょう。
暴飲暴食
暴飲暴食は内臓への負担を大きくします。精神的な負担がかかるだけで内臓はダメージを受けますが、それだけでなく、食事の量・内容に関しても健康的なものを心がけることで腰への負担を軽減することができます。
慢性腰痛が起きたらどうすれば?
腰痛の原因は複合的で原因不明のものが圧倒的に多いです。
当院では、『生体電流療法』の標準コースで、「物理的な負担」によるリカバリーを筋繊維に向けて行い、『心理的・遺伝的要因』などに関しては脳や内臓の機能を取り戻すように施術を行い、本来の健康的な状態に近づくことができます。
慢性腰痛のみでなく、幅広く健康状態を改善できますので、ぜひ一度体験いただけたらと思います。
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