CBDとは? CBDとはCan…
CBDオイルの摂取量に関して
『CBDオイルってどのくらい摂取すれば効果があるの?』
以前、「CBDオイルの効果と安全性」という記事を書いた後に、CBDの効果が優れていて安全であることはわかったけれども一体どのくらい摂取すればいいのですか?と質問されましたので具体的にどの程度摂取していけばよいかということに関してこの記事では書いていきたいと思います。
公式なCBDの最適な摂取量は存在しない
2018年現在、CBDの有効性に関する論文というのは数多く見られますが、最適な摂取量というのは十分な情報がなく、またFDA(Food and Drug Association アメリカ食品医薬品局)もRDI(Recommended Daily Intake 一日の推奨摂取量)を作成していません。
そのため多くの場合が「数的を1日に2~3回を摂取」や「少量から始めて様子を見ながら徐々に量をコントロールして、、」など無難な表現が多く見られます。
多くの情報を調べたところ結論としては「個人によって大きく違う」と結論づけていることが多く、明確な推奨摂取量というのはないようです。
明確な摂取量はないという前提を置いてになりますが、下記にいくつかの摂取量の目安というものは存在します。
症状別CBD摂取量目安
CBDの推奨量というのは存在しないため、あくまで摂取の目安としての情報提供になりますが、症状別に下記のような摂取量を参考にするとよいようです。
■ 慢性的な痛み(慢性疼痛)
摂取量:2.5-20mg/日
摂取方法:経口摂取
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2503660/
■ てんかん(癲癇)
摂取量:200-300mg/日
摂取方法:経口摂取
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5569602/
■ ハンチントン病による不随意運動
摂取方法: 体重1㎏あたり10mg/日を6週間
摂取方法:経口摂取
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4357541/
■ 睡眠障害
摂取量:40mg-160mg/日
摂取方法:経口摂取
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3763649/
■ 多発性硬化症 (MS)
摂取量:2.5-120㎎/日
摂取期間:2-15週間
摂取方法:3時間毎のスプレー噴霧
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4357541/
■ 統合失調症(スキゾフレニア)
摂取量:40-1,280mg/日
摂取方法:経口摂取
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5569602/
■ 緑内障
摂取量:20-40mg (40mgを超える場合眼圧を上げてしまう可能性あり)
摂取方法:経口摂取
参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16988594
これらはあくまで、これだけの量を摂取させた場合に効果があったことが確認された事例であり、おそらくそういった傾向があるというものなのですべての人にこれが当てはまるというわけではありません。
結論は最初にも書きましたが、どの目的で使用するかを確認し、ご自身で調整しながら量を増やしたりすることが必要となります。
どの濃度を何滴摂れば何㎎になるの?
自分がとってみた方がいい「㎎」の量がだいたい分かったときに思うのが「じゃあ5%なら何滴とれば?」「15%なら何滴?」というご自身がお持ちのCBDオイルの具体的な摂取時の滴数かと思います。
■ 1滴は0.03-0.05ml
一般的にスポイト状のCBD Drops(滴下タイプのCBDオイル)は1滴で0.03-0.05ml程と言われています。
■ 1滴を0.04mlとしたときにそれぞれの濃度別、CBD含有㎎
個体差はありますが、1滴を0.04mlと仮定したときのCBD含有量(mg)を下記に参考までに記載しておきます。
各濃度、1滴あたりの含有量(㎎)
- 1% 0.4㎎
- 3% 1.2㎎
- 5% 2㎎
- 10% 4㎎
- 15% 6㎎
- 20% 8㎎
- 30% 12㎎
- 40% 16㎎
具体的に24㎎程度とってみたいと思った際に、
15%であれば4滴相当
1%であれば60滴相当
いわゆる、どのCBDオイルにも摂取量としては一律のように「数滴~10滴程度」と書かれていたりしますが、1%のものや3%のものでは目的を達成するために必要な摂取量まで全然足りないことがあります。
また、改善したい症状によっても、そもそも必要と思われる摂取量も大きく違ってくるため、高濃度のものでないと十分な量が摂取できない可能性があります。
例えば睡眠障害のために1日の摂取目安量を100㎎と設定した際、1日3回に分けたとして、1回に必要な摂取量は33㎎となります。
この場合
- 1%の場合 80滴
- 5%の場合 15-16滴
- 15%の場合 5-6滴
- 30%の場合 3滴
- 40%の場合 2滴
などが最適量となります。味があまりおいしくないことを考慮すると、また1回のスポイトで摂取できる量を考慮すると、15%程度以上であれば多くの場合、実用に耐えうる濃度であると言えるかと思います。
あまり多くの摂取量が必要ないケース(1日20㎎ 3回にわけると1回あたり6.67mg )においては3%でも得たい成果を得ることはできるかと思います。
最後に
万能ともいわれるCBDオイル、しかし、目的によっても必要な摂取量は全く違います。また、十分摂っていると思っていても濃度が低いと十分な摂取量に達していないかもしれません。
今一度お手持ちのCBDオイルの濃度と解決したい症状を照らし合わせながら、摂取量を調整してみてはいかがでしょうか。
CBDオイルに関する詳しい情報を知りたい場合はお気軽にお問合せください。