臨床データ総括|ALS・筋ジストロフィーの機能変化と観察記録

Cell Healing|ALS・筋ジストロフィーの観察記録

機能の変化を、
条件と経過から確かめる

手が動かしやすくなった、歩き方が変わった、検査値が上向いた。こうした変化は、本人や家族にとって大切な出来事です。Cell Healingでは、生体磁気を用いた物理的介入の前後や、継続する中で見られた変化を記録しています。

このページでは、ALS・筋ジストロフィーの主な観察記録と、その記録から読み取れること、まだ判断できないことをまとめます。

作成:Cell Healing 代表 日原 成智|更新:

記録を見るときに大切にしたいこと

  • 変化の内容を見る:筋力、筋量、関節の動き、日常動作、本人の感じ方を分けて読みます。
  • 条件をそろえて読む:病型、年齢、観察期間、医療・リハビリ、測定方法によって意味が変わります。
  • 次の人への予測と区別する:個別の変化は検討する価値がありますが、同じ結果が起こる確率を、そのまま示すものではありません。
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この総括で扱う記録

対象は、当研究所で物理的介入を受けたALS、筋強直性ジストロフィー、デュシェンヌ型・ベッカー型、顔面肩甲上腕型、肢帯型などの方の個別記録です。遠位型ミオパチーなど、関連する筋疾患の記録も症例一覧から確認できます。病名や病型は一括りにせず、それぞれの経過として扱います。

ここに掲載するのは、当研究所が施術を行う中で得た観察の総括です。無作為に分けた比較群を持つ臨床試験の結果ではありません。

観察したこと

何が、いつ変わったか

検査値、測定値、動画、本人・家族の話など、記録の種類と観察期間を確かめます。

原因についての検討

なぜ変わったか

施術のほかに、医療、リハビリ、成長、栄養、生活環境などの影響も考えます。

今後確かめること

誰に、どの程度続くか

別の人にも起こるか、変化が持続するか、利益と負担がどう釣り合うかを検討します。

変化を記録することは、その変化の原因を確かめるための出発点です。記録と原因の説明を分けることで、可能性を検討しながら、過大な期待も避けられます。

ALSの記録では、手指の動き、発声、歩行、呼吸機能などを扱っています。その場で動かしやすくなった変化と、数か月にわたる機能や検査値の推移は、分けて確認する必要があります。

呼吸機能の検査値が上昇した記録

70代女性の事例では、継続的な介入の期間中に、%VCが60%台から81.4%へ上昇した経過を記録しています。%VCは、予測される肺活量に対して実測値がどのくらいかを示す指標です。

この上昇は、その方の経過として注目すべき記録です。一方、81.4%という数値だけで呼吸の問題がすべて解消したとは判断できません。症状、ほかの呼吸評価、測定時の条件、受けている医療と合わせて読みます。ALSの呼吸管理は、医療機関での評価を継続することが大切です。[1]

70代女性の呼吸機能・肺活量の観察記録を見る

筋量・動作・発声の変化

上肢の筋量や稼働状態を追った記録、手指の開閉や発声を比較した記録も公開しています。動画で分かる動作、機器で測った数値、本人が感じる動きやすさは、それぞれ異なる情報です。

たとえば筋量の増加や動作の変化を観察しても、それだけで「失われた神経が再生した」「ALSの進行が止まった」とまでは判断できません。何が変わり、どの期間続いたのかを具体的に確認します。

20代男性の上肢筋量・稼働状態の観察記録を見る

筋ジストロフィーでは、筋力や筋量に加え、腕を上げる、手を開く、立つ、歩くといった生活動作を見ています。病型、年齢、開始時の状態、観察期間が異なるため、各事例の条件と合わせて紹介します。

DMD:歩行機能を1年間追った記録

8〜9歳の男児について、週1回の介入を12か月継続し、歩行機能や転倒頻度の経過を観察しています。当研究所では、歩行機能の維持・向上が見られた経過として紹介しています。

この事例は観察期間中にステロイドを使用していません。これは症例の条件であり、薬を使わないことの推奨ではありません。成長、開始時の運動機能、医療やリハビリなども合わせて読みます。

DMD・8〜9歳の1年間の歩行記録を見る

BMD:大腿周囲径と運動機能の記録

10歳男児の事例では、約1.5か月で大腿周囲径が3.9cm増加した記録を紹介しています。その後の運動機能や生活の経過も、継続観察の対象です。

周囲径は、太ももの外周を測った値です。筋量そのものを直接測った値ではないため、測る位置や姿勢、成長、体の状態も確認します。周囲径の増加と筋力・動作の変化を分けて読むことが大切です。

BMDの大腿周囲径・運動機能の観察記録を見る

FSHD:歩行・下肢挙上・疲労の記録

約12週間にわたり、下肢を上げる動作や歩行、疲れやすさを観察した事例があります。動作の比較では、支えや介助、撮影する姿勢、直前の活動量なども確認します。

FSHDの12週間の観察記録を見る

筋強直性ジストロフィー:手の開きにくさと機能の記録

30代女性・男性の事例では、力を入れた後に筋肉が緩みにくいミオトニア、握力、筋量、生活動作などを扱っています。手が開きやすくなる変化と、筋力や筋量の変化は、別の項目として見ます。

筋強直性ジストロフィーの観察記録を見る

6か月以上の継続例をどう読むか

当研究所では、筋ジストロフィーで6か月以上通院を継続する中で、筋力や筋量の増加が観察された経過を重視しています。初回前後の変化だけでなく、日常生活での変化や、その持続を確認するためです。

ただし、長く通った方の経過と、来院した方全体の経過は同じ集団ではありません。通院を続けられた理由、途中で終了した理由、病型や年齢の違いによって、集計の意味が変わります。

継続例の結果は、新しく利用する方への成功確率とは区別します。

割合を読むときは、対象人数、観察期間、何をもって増加と判断したか、未評価・中断した方の扱いを確認してください。この確認は、当研究所の記録にも同じように必要です。[2]

上で紹介した個別事例には、6か月未満の記録も含まれます。個別記録の紹介と、6か月以上の継続例についての集計は、対象を分けて読む必要があります。また、6か月を過ぎれば必ず変化が起こる、という意味でもありません。

自分たちの記録にも、同じ確認基準を

他の施術や商品の体験談を慎重に読むよう案内する以上、Cell Healingの記録にも同じ視点が必要です。良い変化に注目するだけでなく、比較条件や確認できない部分も含めて判断してください。

個別記録や集計を読むときの確認事項
確認する項目記録の意味を判断するために
対象病名・病型、年齢、開始時の状態。複数例の集計なら、人数と対象の選び方。
期間と内容いつからいつまで、どの頻度で何を受けたか。初回直後と長期の経過を区別。
評価方法機器測定、医療機関の検査、動画、本人・家族の話など、何による評価か。
比較する条件薬、リハビリ、栄養、成長、装具、介助、測定・撮影方法に違いがないか。
変わらなかったこと・負担改善しなかった項目、悪化、施術後の不調、通院の負担、中断・未評価の扱い。
記録する人の立場施術を提供する人による記録か、独立した評価か。費用や商品販売との関係。

個別ページに記載のない項目は、確認できていない情報として扱ってください。たとえば不調や悪化の記載がないことは、それらが一度もなかった証明にはなりません。

記録の整理では、観察研究の報告指針STROBEや、症例報告の指針CAREで示される、対象・経過・評価・望ましくない出来事・限界を明らかにする考え方を参考にします。これらの指針が、当研究所の施術を認定・推奨しているわけではありません。[2][3]

観察から考えていること・作用仮説

Cell Healingでは、身体の変化を説明するために、炎症に関わる環境、物質の処理・排出に関わる環境、電気的な刺激と機能の関係という三つの視点から、作用仮説を組み立てています。

当研究所で「抗炎症」「クリアランス」「電磁気的細胞惹起」と呼んでいる考え方です。これらは観察を説明するための仮説であり、このページで紹介する動作や数値の変化から、炎症の抑制、異常タンパク質の分解、神経の再生を直接確認したものではありません。

それでも、生活動作や検査値の変化を具体的に残すことには意味があります。どの条件で変化が起き、どの条件では起きなかったのかを比較することで、仮説を見直し、次に何を調べるべきかを考える材料になります。

「変化があった」という記録を大切にしながら、原因の説明は検証の範囲に合わせる。この姿勢で、当事者や家族が選択を考えるための情報を積み重ねていきます。

Cell Healingの施術理論・作用仮説を読む

個別の記録・限定資料を見る

疾患別の記録は、症例レポート一覧から探せます。公開ページで概要を読み、より詳しい動画や時系列の資料が必要な場合は、各ページの限定資料の案内をご確認ください。

パスワードが必要な資料について

詳細な動画など、一部の資料は限定公開です。閲覧を希望する方は、LINEで「症例レポートのパスワード希望」とお送りください。限定公開であること自体が、施術の効果や記録の確かさを保証するものではありません。

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施術・機材の利用を検討する方へ

症例は、利用を考えるための材料の一つです。自分と似た方の変化があっても、同じ結果や期間を予測できるわけではありません。現在の困りごと、受けている医療、通院や費用の負担も合わせて検討してください。

継続を考えるときは、何を評価するか、いつ見直すか、負担が増えた場合にどうするかを確認します。施術後のだるさや痛みなどを「改善に必要な反応」と決めつけず、気になる変化は施術者や主治医へ伝えてください。

提供内容・費用・来院方法を確認する

施術や家庭用機材の利用について知りたい方は、料金と利用条件をご確認のうえ、LINEまたはフォームからご相談ください。書籍を購入していない方もお問い合わせいただけます。

先に病気や書籍について知りたい方へ

参考資料と情報の位置づけ

各症例の出典は本文中の個別記録です。以下の資料は、医療上の評価や記録の報告方法を確認するためのもので、当研究所の生体磁気介入の効果を検証した論文ではありません。

  1. 日本神経学会.筋萎縮性側索硬化症(ALS)診療ガイドライン2023.呼吸機能などの医療上の評価について。追補版2025も公開されています。
  2. Vandenbroucke JP, et al. Strengthening the Reporting of Observational Studies in Epidemiology(STROBE): Explanation and Elaboration. PLoS Medicine. 2007;4(10):e297. 対象の選び方、人数、評価方法、中断や欠測、限界などの報告について。
  3. CARE. 2013 CARE Checklist. 症例の経過、評価、望ましくない出来事、限界、同意などの報告について。

作成者・利害関係

本ページは、施術・機材の提供と関連書籍の出版を行うCell Healingが作成しています。施術を提供する側による記録・解釈であり、独立した第三者による効果判定ではありません。

医療との関係

Cell Healingは医療機関ではありません。掲載内容は診断や治療方針の決定に代わるものではなく、薬、呼吸管理、栄養管理、リハビリなどの開始・中止・変更は主治医や担当専門職にご相談ください。

記載の誤りや確認したい点は、お問い合わせからお知らせください。