「神経は再生しない」という常識への挑戦
― 物理学的アプローチによる可能性の探求 ―
かつて医学界では「一度死滅した中枢神経(脳・脊髄)や、変性した筋肉は再生しない」とされてきました。
しかし近年の研究により、適切な電気的・化学的刺激を与えることで、神経幹細胞の活性化や、神経回路の再構築(可塑性)が可能であることが示唆され始めています。
当院が提唱する「3つの作用仮説(3 Action Hypotheses)」は、これらの科学的知見に基づき、当院の「電磁気学的アプローチ(施術)」によってなぜ機能回復(リバーサル)等の変化が生じるのか、そのメカニズムを体系化したものです。
PHYSICS / DELIVERY
なぜ、脳や脊髄の「深部」に届くのか?
― 従来の電気治療との決定的な違い ―
「電気」は皮膚で止まるが、「磁気」は骨を抜ける
一般的な電気治療器(低周波など)は、皮膚や頭蓋骨、脊椎といった電気抵抗が高い組織に阻まれ、そのエネルギーの90%以上が表面で減衰してしまいます。
そのため、脊髄の中にある運動ニューロンや、脳の深層部には物理的に届きません。
しかし、「磁場(Magnetic Field)」は人体(骨・脂肪・筋肉)をそのまま透過する性質を持っています。
当院のアプローチは、この磁場の特性を利用し、物理的なバリアを無効化して深部へアプローチします。
決定的な違い:体内での「渦電流」発生
ファラデーの電磁誘導の法則に基づき、変動する磁場が体内を通過する際、その周囲(神経や筋肉などの導体)に「渦電流(Eddy Current)」と呼ばれる誘導電流が発生します。
【従来の電気刺激】
外から電気を流そうとするため、皮膚が痛く、深部に届かない。
▼ 【当院の電磁気刺激】
磁気によって「脊髄や脳の内部で電気を発生させる」ため、痛みなく深層ニューロンを直接刺激できる。
BIOLOGY / MECHANISM
変化を生み出す「3つの作用仮説」
深部に届いた電磁気エネルギーは、細胞に何を起こすのか。
当院では以下の3つの細胞生理学的反応が、リバーサルの鍵であると考えています。
① 異常タンパク質の破壊・分解(Proteostasis)
細胞内pH環境の変化による浄化作用
多くの神経変性疾患(ALS等)や筋疾患では、細胞内に「異常な形のタンパク質(ミスフォールディングタンパク)」が蓄積し、それが細胞死の直接的な原因となっています(例:TDP-43、SOD1の凝集)。
通常、これらは「プロテアソーム」等の酵素によって分解されますが、進行期ではこの浄化機能が停止しています。
◆ 施術のアプローチと仮説
当院の電磁気施術は、細胞内外のイオンバランスに働きかけ、局所的なpH環境を微細に変化させます。
この環境変化が、停滞していた分解酵素(プロテアソーム系)の活性スイッチを入れ、蓄積した異常タンパク質の分解・排出を物理化学的に促進していると考えられます。
② 抗炎症作用(Anti-inflammation)
免疫細胞の「暴走」を鎮めるスイッチ
神経や筋肉の壊死が止まらない大きな要因として、「慢性炎症」が挙げられます。
特に神経系では、神経を守るはずの免疫細胞(ミクログリア)が暴走し、逆に自分の神経を攻撃してしまう状態(M1型)が、病気の進行を加速させています。
◆ 施術のアプローチと仮説
近年の研究において、特定の電気刺激がミクログリアの極性を「攻撃型(M1)」から「組織修復型(M2)」へと変化させる可能性が報告されています。
当院の施術は、この免疫系のスイッチを切り替え、過剰な炎症を鎮静化させることで、破壊の連鎖を食い止めることを目的としています。
③ 細胞惹起(Cellular Induction)
ミトコンドリア活性化とATP産生
「細胞惹起(さいぼうじゃっき)」とは、休眠状態や機能不全にある細胞を物理的刺激によって叩き起こし、再活動させることです。
神経の再接続や筋肉の修復には莫大なエネルギー(ATP)が必要ですが、多くのケースで細胞内の発電所である「ミトコンドリア」が機能不全に陥っています。
◆ 施術のアプローチと仮説
微弱電流刺激は、細胞内へのカルシウムイオン流入を調整し、ミトコンドリアでのATP産生を増大させることが知られています。
エネルギー供給を物理的にブーストすることで、細胞自身の「治ろうとする力(自己修復機能)」を強力に後押しします。
中枢神経・筋肉の双方に作用する理由
上記の「3つの作用(分解・抗炎症・惹起)」は、特定の臓器に限った反応ではなく、細胞レベルの普遍的な反応です。
そのため、ALS(神経系)だけでなく、筋ジストロフィー(筋系)においても同様の改善メカニズムが期待されます。
ALS・中枢神経系への作用
- 神経回路の再接続: 誘導電流が軸索の伸長を促し、断線した回路を繋ぎ直す(Neuroplasticity)。
- 神経保護: ミクログリアのM2化により、神経細胞への攻撃を停止させる。
筋ジストロフィー・筋系への作用
- 筋細胞の再合成: ATP産生の増大により、サテライト細胞(筋肉の種)の活動を促す。
- 線維化の抑制: 抗炎症作用により、筋肉が硬く脂肪化するプロセスを遅らせる。
参考文献・関連研究(References)
当院の仮説は、以下の先行研究や科学的知見を参考に構築されています。
- 中枢神経幹細胞の活性化:
Yan et al. (2015). Electrical Stimulation Elicits Neural Stem Cells Activation: New Perspectives in CNS Repair. Frontiers in Human Neuroscience. - ミクログリアのM1/M2転換(抗炎症):
Li et al. (2022). Microglia Polarization From M1 to M2 in Neurodegenerative Diseases. Frontiers in Aging Neuroscience. - 微弱電流による筋組織修復:
Microcurrent Electrical Nerve Stimulation Facilitates Regrowth of Mouse Soleus Muscle. (PMC) - 磁場による神経再生の促進:
Magnetic Field-Assisted Conductive Nerve Guidance Conduit Enabling Peripheral Nerve Regeneration. (ResearchGate, 2025)
【免責事項】
※本記事は、学術論文および当院の臨床経験に基づく理論仮説の解説であり、医療行為としての効果効能を保証するものではありません。
※当院は医療機関ではなく、提供するサービスは民間療法(整体・施術)の範疇となります。
※「リバーサル」等の表現は、当院の独自定義による機能回復の目標指針を示すものです。
