メラトニンってなに? メラトニ…
「40代になってから疲れやすい」原因は?
「40代になってから急に疲れやすくなりました」
多くの人が実感する40代になってからの急激な肉体的な衰え。
そしてまだ30代のときのような気持ちで急激な運動をすることで肉離れ、靱帯損傷、ぎっくり腰や四十肩、多くの肉体的な悩みに直面する方が多くいらっしゃいます。
40代になるとなぜ疲れやすくなるのか、疲れにくい身体になる方法に関して書きました。
40代の疲れやすい原因3つ
■ メラトニンの減少による睡眠の質の低下
メラトニンとは眠気と睡眠の質を左右する大事なホルモンです。(参考:メラトニン)メラトニンはその分泌量は6-7歳をピークに大きく減少、睡眠の質に対し不十分と感じるのは40歳以降になってからになります。
このホルモンはトリプトファンからセロトニンが合成され、セロトニンからメラトニンが合成されるという経路をとり合成されるホルモンです。
このセロトニンの分泌量が影響し、睡眠の質・量が低下、結果疲れが抜けきる前に覚醒してしまい、肉体的・精神的に疲れ安いのが40代となってきます。
引用元:http://www.berry-counseling.com/417/
■ 仕事の責任が増大し、精神的なストレスが増える
40代というと企業では20代30代の若手を指導し、50代の上司、部下をまとめなければならないとても精神的な負荷がかかる時期となります。
多くの部下のミスなども自分の責任となるため、年代の違う世代を理解し導くという簡単ではない責任を負い、また上司である50代ともコミュニケーションをとらなれければいい、大変な中間管理職の方が多い世代です。また、50代で出世をあきらめた先輩が自分の部下となることもこの世代では多くみられ、気をつかいながらマネジメントをしながら、成果を求められる、自分の時間をつくることが難しくなり、高い仕事の処理能力を求められるのが40代です。
仕事のストレスが過大となることで、血管が収縮した状態が続き、肩こり・首コリ、脳梗塞などのリスクも大きく増えます。ストレスが原因、仕事の忙しさが原因で睡眠を十分にとれなくなること、ついついメンテナンスを怠り疲れがたまりやすく、ぬけにくい状態に遷移していくのもこの40代ビジネスマンの特徴です。
■ 肉体的に弱くなりがち
特に意識をして身体を鍛えるなどをしていないと、様々な肉体的な機能は低下していきます。
具体的に低下していく機能としては
- 視力
- 生殖能力
- 基礎代謝
- 筋力
などが落ちてきます。
視力
視力は一番実感しやすいもの「老眼」として現れてきます。これは目の筋肉の衰えから起きてきます。目のピントを合わせるためには目の周囲の筋肉が収縮・弛緩をすることで行っていますが、40代にさしかかると、「収縮・弛緩の速度が低下」しピントが合わせづらくなるということから始まり、さらに筋力が衰えると「ピントを合わせることができなくなる」状態になり、老眼鏡などの補助的な器具を使うことで視力を補う必要がでてきます。
生殖能力
生物として、子孫を残すための機能は40代から落ちてきます。もちろん個人差もありますが、40代になってくると「妊娠をすることが難しくなる」「妊娠をしても子供に障害が出るリスクが上がる」と言われています。
また、今までは女性のみがその大きなリスク因子となり、男性は50代60代でも関係ないと思われていましたが近年の研究で男性も同様に年齢が上がると子供ができづらくなることと、さらに生まれてくる子供が障害を持つリスクもあがることがわかってきました。
生殖能力が落ちるということは生物としての機能が低下している状態となります。機能が低下していることの背景として肉体的な衰え、ホルモンの分泌量の低下などがあります。
それらは普段の活力とも関連しているため、30代のころと比べると疲れやすい状態となります。
基礎代謝
年齢と比例して基礎代謝は落ちていきます。代謝が落ちている原因は細胞の再生などの回数の減少、筋肉量の減少などによりおきます。
筋力
今まで上記で書いた内容と重複していますが、筋力・筋肉量というのは人間の生命維持そして日常的な生活、活力と大きな関連があります。男性であると筋トレをして筋肉に刺激がある状態、筋肉量が多い状態であると男性ホルモンであるテストステロンの量が増え、男性らしく魅力的な雰囲気を持つことができます。(別名モテホルモン)攻撃的な性格になるという性質もありますが、エネルギッシュに様々なことに取り組む活力の源ともなります。
女性の場合、筋力・筋肉量があることでホルモンバランスやストレスがうまくコントロールされやすくなり、また運動を通じて発汗をすることで、肌の状態などもよい状態を保つことができます。
筋力があることで細胞の生まれ変わりが活発になり、エネルギー溢れる状態になることで疲れにくい体になることができます。
疲れやすい体への対策① 運動療法
運動をすることで下記のメリットがあります。
- 血流の改善でコリの軽減
- ストレス解消
- 睡眠が深くなり、精神的な疲労をとる
- 肉体的に強くなり、疲れにくく、疲れが取れやすくなる
- 運動することで男性なら男性ホルモンが補われ、女性はホルモンバランスが整う
最低20分、できたら1時間ほどの運動を週に2-3回を推奨します。
取り組む場合
- ご自身の好きなスポーツ
- ランニング(ジョギング)
- ジムでの水泳・筋トレ
- 公園で簡単な器械体操系の運動
など、手軽に行えることでもかまいません。
地域のコミュニティでみんなで取り組めるスポーツを実施することもおすすめです。
また運動を行った後は身体があたたかいうちにストレッチをされることをおすすめします。
疲れやすい体への対策② 栄養療法
疲れやすい身体へのおすすめとして栄養療法も併せて行うと効果が大きいです。
疲れやすい場合、必要な栄養素としては
- ビタミンB群(ナイアシンがおすすめ)
- 亜鉛
などが足りないことが多いです。
上記を豊富に含んでいる食材としては「レバー」がおすすめです。
(亜鉛を選択的に摂る場合は「牡蠣」がおすすめ)
- 毎日コンスタントにレバーを食べると飽きてしまう
- レバーがそもそも苦手
- 栄養バランスを気にしていたら食べる量が多くカロリーが気になる
などの方が多いかと思いますので、その場合はサプリメントを摂ることをおすすめします。
参考:ZMA
ZMAは「亜鉛」と「ビタミンB6」と「マグネシウム」を含んでおり、健康な筋肉、細胞を作るのにとても重要な栄養素を含んでいます。
男性の場合は早い場合、翌朝などにすぐに変化を感じることができる場合もあります。
ストレスが多い現代、強い、疲れにくい肉体を手に入れて、毎日楽しく生きていきましょう。