【筋強直性ジストロフィー(DM1)】評価と記録|疲労・眠気・転倒・呼吸/心臓サインを「比較できる形」に

このページの目次(筋強直性ジストロフィー:DM1/評価と記録)

DM1は症状が「筋力」だけでなく、眠気・疲労・呼吸・心臓など多方面に出ます。
そこで重要なのは、毎日完璧に書くことではなく、“比較できる形”でベースラインを残すことです。
ここでは、当事者・家族が今日から使える“最小の記録セット”を提示します。

1. 結論:週1で十分

DM1は日によって波が出やすく、毎日細かく書くと続きません。
週1で「同じ項目」を残す方が、変化(悪化の兆し)を比較しやすいです。

ルール: 週1(固定曜日)+「体調が崩れた週は追加で1回」だけ。

2. 最小の記録セット(5分)
A)主観スコア(0〜10)
  • 疲労(0〜10)
  • 眠気(0〜10)+ 日中の居眠り回数(回)
  • 痛み(0〜10:肩・腰など)
B)動作(できる/困る)
  • 階段:手すり必須か/途中で休むか
  • 立ち上がり:手を使う頻度
  • 転倒/つまづき:週あたり回数
C)合併症の入口(チェック)
  • 朝の頭痛:あり/なし(週何回)
  • 夜間:息苦しさ・中途覚醒(あり/なし)
  • 咳が弱い/痰が出ない(あり/なし)
  • 動悸・めまい・失神感(あり/なし)
  • むせ(食事中):増えた/変わらず
3. 危険フラグ
  • 失神、強い失神感(倒れそうになる)
  • 動悸・めまいが明らかに増えた
  • 朝の頭痛・日中の眠気が急に悪化した
  • 息苦しさ(特に夜間)や、咳の弱さが進んだ
  • むせが増え、誤嚥が疑わしい

迷う場合は、心臓・呼吸のページの「入口」に戻って、相談目安を確認してください。

4. 診察で役立つ“提出用メモ”
提出テンプレ(コピーして使える)

・この1か月で増えた症状:(例:朝の頭痛が週◯回、眠気が強い、転倒が増えた)

・動悸/めまい/失神感:(あり/なし、頻度、状況)

・睡眠:(中途覚醒、息苦しさ、いびき、日中の居眠り)

・嚥下:(むせ増加、痰が出ない、風邪が長引く)

・今困っている生活動作:(階段/立ち上がり/仕事/家事)

狙い: DM1は話す内容が多くなりがちなので、医師が判断しやすい形に圧縮することが重要です。