「ばね指」で困っていませんか?…
外反母趾の原因と治し方
外反母趾とは?
外反母趾(Hallux valgus)とは親指(母指・母趾)の付け根が外側に張り出す形で骨格が変形した症状で、出っ張った部分が靴内部で当たり、痛みが生じるものです。症状がひどくなると、何をしていなくても痛みが生じ、手術が必要となるケースも見られます。
靴文化である欧米で多くみられる症状でしたが、近年はヒールやパンプスなどの靴の形状などにより、女性に多く起きると言われています。
外反母趾の原因は?
原因はいくつかあります。一つの原因によっておこるというよりは複合的なことが原因でおこることはあります。
■ 遺伝的要因
- 親指(母趾)の長さが人差し指よりも長い
-足の親指の指の長さが長いと外反母趾になりやすいと言われる - 偏平足
-いわゆる土踏まずのへこみの足を縦断するアーチではなく、横のアーチがない状態の扁平足であると、靴の圧力により押され親指が変形しやすくなります
■ 後天的要因(日常生活による要因)
- 筋力の低下
-足の指を広げる筋力が低下することで、横のアーチが崩れることで発生 - 筋肉・腱の硬直
-筋肉は本来柔軟性を持つが歩き方のくせにより筋肉に負担がかかり、血流の低下により筋肉が硬直し柔軟性が損なわれ、硬直し筋肉が引っ張られることで発生 - ヒールやパンプスなどの靴
-足の横幅にあっていない靴をはくこと、長時間歩行により圧がかかる状態でいることで骨格が変形することで発生 - 歩き方のくせ
-歩き方により、外反母趾に関連する筋肉が硬直し引っ張られることや、歩き方で足の裏全体に負荷がかからず、親指に過剰に負荷がかかる歩き方(内股)での発生
外反母趾の治し方
外反母趾は一般的にひどい場合には手術が必要と言われています。手術は骨や腱を切る、スクリューやプレートを入れるなどになり、また再発率も高いです。
そのため起きている要素を確実につぶしていくことがとても重要です。
先に述べた、遺伝的要因と後天的要因という二つの要因のうち、遺伝的なものは変えることはできないので、後天的要因を基に対策をしていく必要があります。
<後天的要因>
- 筋力の低下
- 筋肉・腱の硬直
- ヒールやパンプスなどの靴
- 歩き方のくせ
■ 筋力の低下を防ぐ方法
外反母趾に関連する筋肉を鍛えることが必要です。
筋肉の鍛え方として2つ紹介します。
- タオルギャザー
簡単にできる方法で床にタオルを伸ばしてひき、足の指でにぎる動作でできます
- 足の指でグーチョキパー
綺麗にやるのは難しいですが、足の指の筋肉を鍛えるのに有効な方法です。下記の動画程度のグーチョキパー運動でいいので、行ってみてください。
■ 筋肉・腱の硬直を防ぐ方法
外反母趾に関連する筋肉の硬直を防ぐ方法としては関連する筋肉をストレッチさせることが有効です。
ストレッチ方法
動画のように手の指を足の指の間にはさみ反らすように伸ばしてください。あまり強く反らさなくともこうかはあります。
■ ヒール・パンプスなどを控える・着用時間を短くする
運動靴など負担が大きくない靴を選んで履くようにしましょう。
仕事柄、ヒールやパンプスを履かなければいけない人は、客先訪問中のみ履くなどをし、通勤用・内勤用の靴と客先用と分けて使用することで足への負担を減らしていきましょう。
■ 歩き方のくせを改善する方法
内股で歩ている場合は意識的に足の裏に均等に体重がかかるように歩くように努めましょう。
外反母趾でやってはいけない間違った対策
勝手な勘違いで外反母趾を悪化させたり、思わぬ怪我を引き起こすことがあります。下記のことなどはしないようにしましょう。
■ 指を無理やり外側に引っ張る
内側に変形しているからと無理やり外側に引っ張ることはやめましょう。
■ 横幅がかなり広すぎる靴を使用
横幅が広い靴は指の出っ張りが常時当たることがなく快適に思えますが、遺伝的なものや筋肉が衰えることで起きているケースの場合、かえって外反母趾の変形を進行させることがあると言われています。重要なのは足の甲の幅に合った靴を選ぶということが重要になります。
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