アンチエイジングの味方「ビタミンE」の効果と摂取上の注意

2023年12月26日

ビタミンEとは?


ビタミンEは脂溶性のビタミンです。高い抗酸化(酸化防止)作用があり、活性酸素(フリーラジカル)によるダメージから細胞を守る作用があります。活性酸素はミトコンドリアがエネルギーを発するときにも発生するため常時体内で発生しており、また、紫外線やたばこ、その他為害性のあるものにさらされた時に発生します。

免疫機能を高める効果もあり、細菌やウイルスを撃退するのみも役立つのがビタミンEです。

また、ビタミンEは血管内で血液が凝固する作用を緩和し、高脂血症や高血圧にも効果のあるビタミンです。

 

〇ビタミンEの機能のまとめ

  • 高い抗酸化作用によるアンチエイジング効果
  • 免疫を高め、風邪や感染症、ガンの予防
  • 血管を拡張、血液の凝固を防ぎ、高脂血症、高血圧の予防

 

〇ビタミンEの具体的な効果

 

ビタミンEが不足すると?


ビタミンEが低下すると以下のような状態が起きます。

  • 運動機能の低下
  • 筋力の低下
  • 視覚障害
  • 免疫機能の低下

多くの方が必要だと言われるだけのビタミンEを摂取できているケースは少ないです。一方で通常の食事をとっていてビタミンEが欠乏症になることは稀と言われています。

もし欠乏症が見られる場合はビタミンEの吸収がうまく行うことのできない疾患(クローン病などの希少な難病)があると起きる傾向があります。

 

ビタミンEが含まれる食品


通常の食事でビタミンEを摂取する場合、ナッツ類がおすすめです。ビタミンEは植物の油脂となる部分に含まれているため、

  • アーモンド
  • ピーナッツ
  • ヘーゼルナッツ

などに多く含まれ、それ以外にもオイルなどの

  • ベニバナ油
  • ひまわり油
  • トウモロコシ油
  • えごま油
  • アマニ油

などにも豊富に含まれています。しかしこれらの油は大量に摂取するわけにもいかないので通常食事で摂取する場合はナッツなどの間食で補うのがよいでしょう。

 

ビタミンEを摂りすぎると?サプリ摂取上の注意点


■ 通常の食事におけるビタミンEの過剰摂取

ビタミンEは通常の食事で過剰量を摂ってしまうことはあまり考えられないので通常の食事において過剰摂取などを気にする必要はありません。

■ サプリメントにおけるビタミンEの過剰摂取

ビタミンEをサプリメントで摂取する場合の最大安全量は

  • 天然型のビタミンEであれば1日当たり1,500 IU
  • 合成型であれば1日当たり1,100 IU

と言われています。しかしこの基準は日本人よりも平均して体格の大きなアメリカ人における基準ではあるため、小柄な人などはそれを加味し少なめの量を摂取することをおすすめします。

目安としてサプリメントの場合は

  • 300-500IU (201-335mg)

ぐらいの摂取がいいとされています。

一方で1日400IUのビタミンEの摂取で前立腺がんのリスクがあがった可能性があるという報告(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4169010/)もあり過剰量を長期間摂ることは賛否が分かれています。

 

■ 過剰摂取のリスク

過剰摂取することで起きるとされているリスクは

  • 血液凝固作用が抑えられることによる、出血リスク増加
  • ワルファリンなどの薬との相乗効果による出血リスク増大
  • 骨粗鬆症の促進

があります。不妊など一時的な目標があっての摂取や、日々の健康増進などの目的によって、定期的に血液の状態、骨密度などを確認しながら安全に摂取をしていくことが推奨されます。

 

最後に


アンチエイジングの代表的なサプリメントの一つであるビタミンE。うまく活用することで細胞レベルから若々しさを維持していきましょう。

新宿駅近のセル・ヒーリング整体院はその他サプリに関しての相談も行っていますのでお気軽にお問合せ、ご予約の上お越しください。