レスパイト・短期入所・緊急時プラン|手順書(家族の安全も守る)
在宅は「本人の状態」だけでなく、介護者(家族)の体力・睡眠・仕事が限界に近づくと一気に崩れます。
レスパイト(休息)と短期入所(ショートステイ)を“平時に”用意しておくと、緊急時の被害が小さくなります。
このページは、介護保険/障害福祉のどちらにも共通する「準備の順番」と「緊急時の1枚」を作る手順書です。
先に結論(ここだけ)
- ショートステイは“必要になってから探す”と間に合わないことが多い(空き・契約・情報共有が必要)。
- 平時に1回だけ利用しておくと、緊急時の受け入れが現実的になる(施設・本人双方の準備が整う)。
- 緊急時は「どこに電話するか」で結果が変わるため、連絡先1枚を先に作る。
1. 何を用意する?(レスパイト/短期入所/緊急時)
A)レスパイト(介護者の休息)
介護者が休むために「数時間〜数日」支援を厚くする考え方。
在宅を長く続けるための“保険”として機能します。
B)短期入所(ショートステイ)
数日〜短期間、施設等に入所して支援を受ける。
介護保険/障害福祉のどちらにもショートの枠組みがあります(運用は自治体差)。
C)緊急時プラン(電話・搬送・情報共有)
発熱・食べられない・呼吸苦・転倒など「崩れた時」に、どこへ連絡し、何を伝えるかを1枚にまとめる。
2. 最短で“レスパイト/ショート”を用意する手順
- 担当を確保:介護保険ならケアマネ、障害福祉なら相談支援(計画)
- 希望条件を決める:場所(近い/送迎)、医療対応(吸引/胃ろう等の有無)、回数(まず月1など)
- 候補施設を3つ作る:空きは変動するため、1つに絞ると詰まりやすい
- 情報共有セットを作る:病状、服薬、食形態、移乗方法、連絡先
- 平時に1回“試し利用”:本人・施設・家族の擦り合わせ(ここが最大の近道)
実務: 緊急時に入れるかどうかは「普段から関係があるか」で差が出ます。試し利用を1回入れておくと現実的です。
3. 緊急時プラン(1枚で済ませるテンプレ)
連絡先(上から順に)
- 主治医/かかりつけ(平日):TEL( )
- 訪問診療(夜間含む):TEL( )
- 訪問看護ステーション(24h体制の有無):TEL( )
- 救急(119)/救急相談(自治体):( )
伝える内容(コピペ用)
- 診断名:( ) 主な症状:( )
- 現在の問題:発熱/呼吸苦/食べられない/転倒 など( )
- 服薬:( ) アレルギー:( )
- コミュニケーション:可/一部可/困難( )
- 移動・移乗:自立/介助( )
“これが出たら早めに連絡”の例
- 普段と違う強い息苦しさ/呼吸が浅い
- 水分も取れない(脱水が進む)
- 意識がぼんやりする/反応が悪い
- 転倒後に動けない、強い痛みが続く
4. 自治体に聞く質問テンプレ(最小)
- 短期入所(ショート)の利用要件と申請手順は?(介護保険/障害福祉どちらで動く?)
- 緊急時に使える「緊急ショート」「緊急受け入れ」の運用はある?(自治体差)
- 医療的ケアが必要な場合に受け入れ可能な施設の候補は?
- 相談窓口(担当課)と、担当者/事業所リストはある?
参考(一次情報:制度の入口)
