「肝機能を回復させたい」

「肝機能を回復させたい」

肝機能が落ちてしまったら回復は困難?


肝臓は文字通り「内臓の肝」であると同時に「沈黙の臓器」と言われています。身体の毒素を分解する重要な器官であり、また毒素を分解してしまう特性から薬なども効きづらく、C型肝炎などは長らく薬がなかったのもそのためです。(近年、画期的な新薬により肝炎は治癒することができます。)

身体の毒素を分解する機能を持ち、24時間休むことなく活動している肝臓は一度機能が低下してしまったら回復は困難と言われています。

解毒する機能以外にも胆汁などの様々な酵素の生成、分泌、糖をすぐにエネルギーにできる状態、グリコーゲンとして貯蔵するなど様々な働きを持っています。

 

肝臓が働く場面


肝臓が働く場面、つまりに負担がかかる機能として、

  • 糖代謝
  • タンパク質代謝
  • 脂質代謝
  • アルコール代謝
  • 解毒

などがあります。

 

糖代謝

糖質をエネルギーとして使用するために肝臓は重要な働きを持っています。(炭水化物、糖質、糖類の違いはこちら

糖質はブドウ糖に分解された後小腸から吸収され肝臓に運ばれます。ブドウ糖はエネルギー源であり肝臓はすぐに使用しないものは肝臓にグリコーゲンとして貯蔵し、必要に応じてブドウ糖に変換しエネルギーとして身体に供給します。ブドウ糖の放出量によって血糖値がコントロールされています。

(そのため、体調不良などで元気がない時に点滴をすると元気になるのは点滴経由でブドウ糖を血中に供給することでエネルギーが体に補給され、血糖値が上がっている状況になり、元気になります。)

肝臓が行っているこれらの糖の合成・分解などの一連のプロセスが肝臓の行っている糖代謝です。

 

タンパク質代謝

タンパク質はタンパク質ないにあるペプチド結合を分解し、アミノ酸とすることで小腸からアミノ酸を摂取しています。そのアミノ酸を肝臓を通じて、タンパク質が合成されます。

また、体内では毎日20種類のタンパク質が合成されています。アミノ酸でも使用しきれないものは分解され、窒素酸化物、アンモニアを経て尿素となり、尿中に排泄されています。

 

アミノ酸、タンパク質は脳・心臓など生命維持に重要な臓器から、肉体活動に必要な筋肉など広く必要とされる重要な栄養です。

それらの合成・分解が行われているのが肝臓でこれらの一連の活動をタンパク質代謝と言います。

 

脂質代謝

脂肪は、胆汁と膵臓から分泌される酵素によって脂肪酸とグリセリンに分解され、小腸で吸収されます。そして小腸粘膜で再び中性脂肪に合成された後に肝臓にとりこまれます。

肝臓では、脂肪酸の合成・分解、コレステロールやリン脂質の合成が行なわれています。

ちなみに脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が多く蓄積した状態をいいます。

 

アルコール代謝

アルコールは胃から20%、小腸から80%が吸収され、肝臓で90%以上が分解(解毒)処理されます。

肝臓でアルコールは2段階で分解されます。

第一段階ではADH(アルコール脱水素酵素)やMEOS(ミクロゾームエタノール酸化系)により分解され、アセトアルデヒドになります。アセトアルデヒドは悪酔いや頭痛、動悸の原因ともなります。

ちなみにこの第一段階の酵素がない、少ない状態だと、すぐに真っ赤になり、急性アルコール中毒にもなりやすいタイプの人で飲酒は推奨できません。

 

第二段階では、第一段階でアセトアルデヒドになったものをALDH(アルデヒド脱水素酵素)により、酢酸へと分解されます。この酢酸は血液により全身へめぐり、水と二酸化炭素に分解され、汗や尿、呼気中に含まれて外へ排出されます。

この酵素によりアルコールが分解しきれないことでアセトアルデヒドによる頭痛・吐き気が引き起こされ、二日酔いなどになります。

 

また、お酒を飲んだ際に喉が渇くのは、簡易的に化学式で表現すると、アセトアルデヒドを加水分解し、酢酸と水素になるという反応により水が使われるため、喉が渇きます。

簡易化学式

 CH3-CH2-OH(エタノール)→ CH3-CH=O(アセトアルデヒド)+H2(水素)

 CH3-CH=O(アセトアルデヒド)+H2O(水)→ CH3-COOH(酢酸)+H2(水素)

また、お酒を飲んだ後にラーメンが食べたくなるのは、うま味物質の一種である「イノシン酸」が、肝臓でアルコールを分解する際に役立つからです。

 

解毒

先に紹介した、アルコール分解も解毒作用に含まれていますが、アルコール以外の解毒を行っているのが肝臓です。

肝臓はいろいろな物質を毒性の少ない水溶性物質(すいようせいぶっしつ)に変え、尿中や胆汁中に排泄する機能を持っています。

解毒作用の中で先に紹介していないもので「アンモニアの代謝」があります。

アンモニアは、腸管内の細菌によって、食物中のたんぱく質からつくられ、門脈を通って肝臓に運ばれます。このアンモニアは、肝臓のたんぱく質代謝機能によって尿素に変えられ、尿中に排泄されます。

アンモニアは毒物であり肝機能が低下すると、血液中のアンモニア含有量が増え、肝性脳症といわれる意識障害をおこします。

 

豆知識

アンモニアは毒性のあるもので、アンモニア自体は尿に似たツーンとした刺激臭がありますが尿自体にアンモニアは含まれていません。尿は通常、無菌状態で有害なものはない状態で排泄されます。

尿から強いアンモニア臭がするのではなく、無菌で排泄された尿に含まれる尿素が細菌などにより分解されてアンモニアが生成されることで便器の周囲などでは強いアンモニア臭がすることがあります。

 

肝機能回復に役立つ献立


上記で説明した通り、肝臓というのは人体にとって、要となるとても重要な臓器です。一度機能を失うと命に係わる臓器のため、日ごろからケアをしてあげることは重要です。

解毒(アルコール分解を含む)や高脂肪の食品、高タンパクの食事を継続的にとることは肝臓に大きな負担となります。

下記のようなサイトを参考に食事を見直してみることをおすすめします。

 

肝臓にやさしいレシピ

 

 

肝機能回復に役立つサプリメント


肝臓の機能を回復させるために役に立つサプリメントもあります。

 

ミルクシスル(シリマリン)

ミルクシスルは、2000年以上にわたり肝障害を治療するために使用されてきたハーブです。米国で肝臓の機能改善の目的で最もよく使用されるハーブ成分です。

ミルクシスルの中で肝臓に有効とされる成分はいくつかの天然植物化学物質からなるシリマリンです。

In vitro(研究室)での研究では、シリマリンが肝臓組織を再生させ、炎症を軽減し、抗酸化物質として作用して肝細胞を損傷から保護するのに役立つことを示唆した結果が多く存在しています。しかし、一方で人間で行われた研究には効果に関しては意見が割れています。

よい結果とされるある研究では、白血病のための化学療法で治療されていた子供を調べた研究を行いました。28日後、ミルクシスルサプリメントを投与された子供は、肝臓の損傷の徴候が少なかったという結果があります。

(参照元論文:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3542639/)

特に成果があがらなかった研究でコクラン*による評価(レビュー)に含まれるものです。この研究は肝硬変、B型肝炎、またはC型肝炎の症状を有する人々を含む18人において行われました。

サプリメントは、肝疾患の合併症や死亡率にプラセボ(不活性治療)に比べて大きな影響を与えないというものでした。しかし、研究内のレビューの多くは質の低いものであると論文内で言及されており、確かな結果として顕著な効果がないという評価にはなっていませんでした。

(参照元論文:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17943794)

*コクラン:コクランは世界中の協力者と協働で、権威ある、重要かつ信頼性の高い科学的根拠(エビデンス)をコクランレビューとして提供しています。

 

注意事項:

研究の結果ミルクシスルは安全だと結論づけられています。

しかし一部において、GI症状(腹痛、便秘、下痢、消化管内のガス、消化管出血、吐き気・嘔吐等)やアレルギー反応を訴えている人がいます。血糖値を低下させる可能性があるため、糖尿病患者は飲む前に医師に確認する必要があります。

 

 

 

アーティチョークの葉

アーティチョークは和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)と言われています。

アンティチョークの葉は抗酸化特性があり、いくつかの論文で肝臓を保護する可能性があることを示唆されています。

中でも動物で行われた研究は、アーティチョークの葉は、プラセボと比較して、肝臓損傷のマーカーを減少させ、肝細胞の再生を助ける可能性があることを示しています。

参考論文:

 

 

その他

「タンポポの根」「ごぼうの根」「クロレラ」など多くのサプリメントも効果があるといわれています。しかし、こられはまだ根拠となる論文などが十分見られているわけではありません。ご自身の判断、もしくは医師とご相談の上でご使用ください。

 

また「生体電流療法」も肝臓の機能回復のお手伝いができます。新宿の整体院で受けることができますので興味のある方はぜひ一度お問合せください。

 

新宿・西新宿の整体院なら『生体電流療法』専門院のセル・ヒーリング整体院

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