拘縮・姿勢(リハ):日常を守る“維持”が中心(EDMD)
EDMDでは、筋力低下だけでなく拘縮(関節が硬くなる)が早期から目立つことがあります。特に肘・アキレス腱・頸部は生活に直結します。
ここは「頑張って伸ばす」より、痛みなく毎日“維持”できる形を作るのが目的です。
1. 結論:全部やらない、1〜2点に絞る
拘縮は、まとめて一気に改善しようとすると続きません。
まずは「一番困っている関節」か「生活への影響が大きい関節」を1〜2点に絞り、毎日ルーチン化します。
実務: 目的は“柔らかくする”より、更衣・移乗・歩行・疼痛を崩さないことです。
2. 肘:更衣・介助を崩さない
肘拘縮が問題になる場面
- 着替えが難しい(袖を通せない)
- 洗髪・整容が難しい
- 介助者の負担が増える
実務: 痛みが出るほど伸ばさない。短時間でも毎日“同じタイミング”で行う方が効率的です。
3. アキレス腱:尖足・転倒を減らす(装具とセット)
尖足が問題になる場面
- 踵がつきにくく、つまづきが増える
- 立位・歩行が不安定になる
- ふくらはぎが張りやすい
実務: アキレス腱は「伸ばす」だけでなく、必要に応じて装具で角度を守る方がうまくいくことがあります。
4. 頸部:姿勢と呼吸の余力を守る
頸部が問題になるサイン
- 首・肩が常にこる、痛い
- 顎が上がる/前に出る(姿勢が崩れる)
- 座っているだけで疲れる
実務: 首は無理に動かすより、座位・枕・クッションなど環境で支える方が安全なことがあります。
参考(一次情報)
