【筋強直性ジストロフィー(DM1)】治験・開発の現在地(2026年版)|del-desiran(AOC 1001)/ 小児CDM1(tideglusib)/ 参加前チェック

このページの目次(筋強直性ジストロフィー:DM1/治験・開発)

DM1は「原因(DMPK)に関わる治療」や「小児(先天/小児期発症)向け」の治験が動いており、情報の更新が速い領域です。
ここでは、最新情報を追いやすい導線と、参加前に外さないチェックを整理します。
最終更新:2026-02-26

1. 全体像:DM1の開発は「大きく2〜3系統」
A)原因(DMPK)に関わる治療

毒性の原因となるDMPK由来のRNAを減らす・作用を弱める方向。
例:抗体オリゴヌクレオチド複合体(AOC)など。

B)症状・機能を狙う治療

症状(ミオトニア、機能低下、疲労など)に対して、別経路から改善を狙う研究。
“原因を止める”ではなく“生活を回す改善”を狙う設計が多いです。

C)小児(先天/小児期発症:CDM1/Childhood DM1)

小児のCDM1を対象にした試験は、評価項目(発達・呼吸・嚥下など)や安全性の観点が成人と異なります。

2. 注目プログラム(例)
del-desiran(AOC 1001)|成人DM1:MARINA(Phase 1/2)+NEJM掲載(2026)
  • 公式治験登録:MARINA(NCT05027269)
  • オープンラベル延長:MARINA-OLE(NCT05479981)
  • 臨床結果の掲載:NEJM(2026)
del-desiran(AOC 1001)|成人DM1:Phase 3(グローバル)
  • 公式治験登録(Phase 3):NCT06411288
先天/小児期発症DM1(CDM1/Childhood DM1):tideglusib(例)
  • ランダム化試験(例):NCT03692312
  • 別デザインの試験(例):NCT05004129

補足:「今どの治験が動いているか」は、患者団体の一覧が最も追いやすいことが多いです。
Myotonic Dystrophy Foundation:Current Studies and Trials

3. 参加前チェック(失敗しないために)
最低限ここは確認
  • 対象条件:DM1の確定(遺伝子)、年齢、歩行/呼吸/心臓の条件、併用薬の制限
  • 主要評価項目:何を“効いた”と判定するか(筋力/機能/バイオマーカー/患者報告など)
  • 期間・来院回数:遠方の場合、継続が現実的か(仕事・家族・体力)
  • 負担:採血、筋生検、画像検査、投与(点滴/回数)
  • 安全管理:心電図・呼吸評価の頻度、緊急時の対応

コツ: 「参加する/しない」より、生活が崩れない条件(距離・頻度・負担)を先に決めると判断が早くなります。

4. 最新情報の追い方(おすすめ導線)
MDF(患者団体):Current Studies and Trials

DM1の研究・治験を一覧で追うのに便利。リンクが整理されていることが多いです。

ClinicalTrials.gov

公式の募集状況・対象条件・評価項目を確認する“最優先の一次情報”。

論文(NEJMなど)

“何がどこまで確認できたか”を理解するには、査読論文の確認が最も確実です。