【CMT】よく転ぶ・捻挫しやすいとき|足裏・歩き方・装具相談で見たいサイン

CMT情報 転倒・捻挫 足裏と歩き方 装具相談

【CMT】よく転ぶ・捻挫しやすいとき|足裏・歩き方・装具相談で見たいサイン

CMTでは、足先が上がりにくい、足首が横に崩れる、足裏の感覚が分かりにくい、足部変形で荷重が偏る、といった要素が重なり、 「よく転ぶ」「同じ側の足首を何度もひねる」「靴底の外側だけ減る」という形で困りやすくなります。 このページでは、転倒回数だけでなく、足裏の当たり方、靴底の減り方、歩き方の崩れ方、疲労時の変化、装具や靴の相談につなげるための見方を整理します。

本ページは一般的な情報整理です。急に片側だけ悪くなった、強い痛みや腫れがある、転倒後に歩けない、しびれや腰痛が急に増えた場合は、CMTのいつもの変化だけで判断せず、医療機関へ相談してください。

結論

  • CMTでよく転ぶ・捻挫しやすい背景には、下垂足、足関節不安定性、凹足・凹足内反、深部感覚低下、バランス低下、疲労時の歩行変化が重なることがあります。
  • 足裏では、外側荷重、前足部への圧の偏り、胼胝の位置、痛みがないのに硬くなっている場所を確認します。
  • 靴底では、外側だけの片減り、踵の崩れ、左右差、靴の中で足が滑っていないかを見ます。
  • 歩き方では、つま先の引っかかり、足を高く上げる代償、方向転換でのふらつき、下り坂・下り階段での不安定さ、歩行後半の崩れを確認します。
  • 転倒や捻挫が増えたときは、靴だけ、筋トレだけ、ストレッチだけで考えず、足裏・足部変形・足首の安定性・装具・歩行量・疲労をまとめて相談します。

このページで見ること

このページは、CMTそのものの総合解説ではありません。 また、靴選びだけ、装具だけ、リハビリだけを決めるページでもありません。 ここでは、よく転ぶ・捻挫しやすいという困りごとを、足裏、靴底、歩き方、足首のぐらつき、疲労時の崩れから整理します。

このページで見ること ここで決めないこと 次に相談する先
転倒・捻挫が増えた背景を、足裏と歩き方から整理する 診断、装具処方、手術適応、リハビリ内容の最終判断 神経内科、リハビリ科、整形外科、理学療法士、義肢装具士
靴底、胼胝、外側荷重、方向転換のふらつきを観察する 靴やインソールを自己判断で決めきること 装具外来、足部評価に詳しい医療者、義肢装具士
下垂足だけでなく、足首の横揺れや感覚低下も見る 筋力だけを原因と決めつけること 主治医、リハビリ担当者、必要に応じて足部専門の整形外科
転倒前の小さな変化を記録し、相談しやすくする 転倒後も様子見を続けること 転倒・捻挫・歩行悪化がある場合は早めに相談

「よく転ぶ」だけでは、対策が靴なのか、AFOなのか、足底板なのか、歩行量の調整なのかが見えにくくなります。 どの場面で、どちらの足が、どの向きに崩れるかまで整理すると、相談内容が具体的になります。

なぜ転びやすく、捻挫しやすいのか

CMTでは、末梢神経の障害により、足首を上げる筋肉、足首を外側へ支える筋肉、足趾や足底の働き、足裏感覚が影響を受けることがあります。 その結果、足先が引っかかる、足首が外側へ崩れる、足裏のどこに体重が乗っているか分かりにくい、という問題が出やすくなります。

さらに、凹足、踵内反、ハンマートゥなどの足部変形があると、体重が足の外側や前足部へ偏りやすくなります。 足首が不安定な状態で外側荷重が続くと、同じ側を繰り返しひねる、凸凹道や斜面で怖い、方向転換で足元が追いつかない、という困りごとにつながります。

つまずきやすさ

足首を上げる力が落ちると、歩くときにつま先が床や段差に引っかかりやすくなります。膝を高く上げる、足を外に回す、体を横へ振るなどの代償が増えることがあります。

捻挫しやすさ

足首を外側へ支える力が弱い、足外側へ体重が乗る、足裏感覚が低下する、といった要素が重なると、足首が外へ崩れやすくなります。

転倒や捻挫は「足が弱いから」だけで片づけない方が安全です。 下垂足、足首の横揺れ、感覚低下、靴との相性、疲労、床環境が重なって起こることがあります。

足裏で見たいサイン

足裏の当たり方には、歩き方の崩れが出やすくなります。 痛みがなくても、どこに圧が集まっているか、胼胝がどこにできるか、左右で違いがあるかは重要な手がかりです。

足裏のサイン 考えやすいこと 確認したいこと
足の外側ばかり当たる 踵内反、凹足内反、外側荷重が強い状態 靴底外側の減り、足首が外へ崩れる場面、捻挫歴
前足部だけ硬くなる 前足部へ荷重が偏り、蹴り出しや足趾変形の影響が出ている状態 足趾の曲がり、爪の圧迫、前足部の痛み、靴のつま先部分
小指側に胼胝ができる 足外側へ乗る癖や、足部変形による圧の集中 歩行時に足首が内側へ倒れ込んでいないか、靴の幅が合っているか
親指側や母趾球だけに強く当たる 蹴り出しの偏り、前足部の回旋、足趾の代償 足趾の変形、足底板の必要性、痛みの有無
左右で胼胝の位置が違う 左右差のある代償歩行や、片側優位の不安定性 転びやすい足、捻挫しやすい足、靴底の左右差
足裏感覚が薄い 足の位置や傾きが分かりにくく、バランス修正が遅れやすい状態 暗所、裸足、段差、砂利道、浴室で不安定にならないか
痛みがないのに皮膚が硬い 感覚低下により、圧迫や摩擦に気づきにくい状態 皮膚トラブル、赤み、傷、靴ずれ、爪の状態

転びやすさを見るときは、「足裏が痛いか」だけではなく、「どこに乗っているか」「どこが硬くなっているか」を確認します。 足裏の写真を月1回残しておくと、変化に気づきやすくなります。

靴底・靴の中で見たいサイン

靴底の減り方や、靴の中で足がどう動いているかも重要です。 CMTでは、靴が合っていないことで、つまずき、足首の横揺れ、足趾の圧迫、疲労が強くなることがあります。

靴で見たいこと 考えやすいこと 相談につなげる目安
靴底の外側だけ減る 外側荷重、踵内反、足首の横揺れ 反復捻挫、外側の胼胝、凸凹道での不安定さがある場合
片方だけ減り方が早い 左右差のある筋力低下、足部変形、代償歩行 片側だけよくひねる、片側だけつまずく場合
踵がすぐ崩れる 踵まわりの支持不足、靴の剛性不足 踵が靴の中で横に動く、方向転換で不安定な場合
靴の中で足が前へ滑る 靴紐や履き口の固定不足、足趾への圧迫 下り坂・下り階段でつま先が痛い、爪が当たる場合
つま先がよく引っかかる 下垂足、靴底形状、靴の重さ、疲労 カーペット、段差、駅、急ぎ歩きでつまずく場合
軽い靴なのに不安定 軽さよりも、踵・足首・靴底の支持が不足している状態 足首の横揺れがある場合は、安定性も確認します

靴選びを詳しく整理したい場合は、CMTの靴選びで失敗しないためにも確認してください。

歩き方で見たいサイン

転倒や捻挫の前には、歩き方に小さな変化が出ることがあります。 まっすぐ歩けるかだけでなく、曲がる、止まる、段差を越える、暗い場所を歩く、疲れた後半にどう崩れるかを見ます。

つまずきのサイン
  • つま先が床にこする
  • カーペットや敷居で引っかかる
  • 階段や駅の段差で足が上がりにくい
  • 急いで歩くと足音が大きくなる
  • 疲れてくると膝を高く上げる歩き方になる
捻挫・横揺れのサイン
  • 方向転換で足首が外へ崩れる
  • 砂利道や凸凹道で極端に怖い
  • 下り坂・下り階段で不安定になる
  • 片足だけ同じ向きにひねる
  • 靴の外側だけ減る

まっすぐ短距離を歩けていても、方向転換、段差、暗い場所、疲れた後半で崩れるなら、転倒リスクは高くなります。 診察室の数歩だけでなく、日常で崩れる場面を記録しておくことが大切です。

動画で残すときの見方

  • 正面、横、後ろから短く撮る
  • 靴あり・靴なし・装具ありで違いを見る
  • まっすぐ歩く場面だけでなく、Uターンを入れる
  • 段差を想定した足上げも確認する
  • 疲れる前と、歩行後半の両方を比べる
  • 転んだ直後ではなく、安全な場所で撮る

足首のぐらつきを疑うポイント

CMTでは、単なる下垂足だけでなく、足首の横方向の不安定性が問題になることがあります。 足先の引っかかりはAFOで相談されやすい一方で、足首の横揺れや反復捻挫は見逃されやすいことがあります。

疑いたいサイン 生活で見えること 相談時に伝えること
同じ足首を何度もひねる 小さな段差や方向転換で外側へ崩れる どちらの足か、外側へ崩れるか、頻度、腫れや痛み
凸凹道が極端に怖い 足裏の位置が分かりにくく、一歩ごとに不安がある 暗所、砂利道、芝生、雨の日で悪くなるか
靴で少し良くなるが完全ではない 踵まわりの安定だけでは支えきれない 足底板、ハイカット、AFOなどの相談が必要か
足の外側に胼胝ができる 外側荷重が続いている 胼胝の写真、靴底の減り方、痛みの有無
裸足だと一気に不安定になる 靴や装具に支えられている部分が大きい 家の中の転倒、浴室、夜間トイレの不安定さ

足首の不安定性は、転倒だけでなく、反復捻挫からさらに歩きにくさを強める要因になります。 「捻挫が治ったら終わり」ではなく、なぜ同じ向きに崩れるのかを確認します。

場面別に見たいこと

転倒リスクは、平地を短く歩くだけでは見えにくいことがあります。 CMTでは、疲労、暗さ、段差、方向転換、荷物、靴、時間帯で歩き方が変わります。

場面 起こりやすいこと 見直すポイント
家の中 敷居、マット、コード、スリッパでつまずく 床環境、夜間照明、裸足・スリッパ・室内履きの違い
階段 上りでつま先が引っかかる、下りで足首が不安定 手すり、足の置き方、疲労時の階段回避
駅・通勤 混雑、急ぎ歩き、段差、長距離で後半に崩れる ルート変更、休憩、エレベーター利用、靴・装具
雨の日 滑る、足元が見にくい、靴が重くなる 滑りにくい靴底、歩行距離短縮、傘より両手を空ける工夫
暗い場所 足裏感覚低下の影響が強く出る 照明、手すり、足元確認、夜間トイレの動線
体育・運動 走る、跳ぶ、方向転換で足首が不安定 内容調整、見学ではなく代替運動、学校への説明
外出後半 足先が上がりにくくなり、つまずきが増える 距離配分、休憩、帰り道の交通手段、翌日の疲労

学校生活での配慮は、CMTで体育や学校行事で困るときも参考になります。

記録しておきたいこと

受診や装具相談では、「よく転ぶ」だけでは情報が足りないことがあります。 どこで、どちらの足が、どの向きに、何回起きたかを短く記録すると、対策につながりやすくなります。

記録項目 書き方 役立つ理由
転倒・つまずきの場面 平地、段差、階段、方向転換、暗所、雨の日、疲労時 環境調整、靴、装具、歩行量の見直しにつながる
捻挫の向き 外側へ崩れる、内側へ崩れる、同じ足ばかり 足関節不安定性や足部変形の相談に役立つ
足裏の当たり 外側、小指側、前足部、親指側、左右差 足底板や靴の調整を考える材料になる
靴底の減り方 外側だけ、踵だけ、左右差、短期間で減る 荷重の偏りを説明しやすい
疲労との関係 朝は歩けるが夕方に崩れる、通院後に悪い、長距離後に増える 歩行量の配分や装具の使い方を考えやすい
靴・装具の違い 靴あり、裸足、AFOあり、足底板ありでどう違うか どの補助が役立っているか見やすい
転倒後の影響 痛み、腫れ、外出回避、学校・仕事への影響、翌日の疲労 単なる回数ではなく生活への影響を伝えられる

記録は完璧でなくて構いません。 「どこで」「どちらの足が」「どう崩れたか」「何で少し良くなったか」を残すだけでも、相談の質が上がります。

見直しを考えたいタイミング

次のような変化があるときは、靴、足底板、AFO、歩行量、家の環境、通学・通勤ルートを見直す目安です。

  • 転ぶ回数が増えてきた
  • 同じ足首を何度もひねる
  • 捻挫後に怖さが残り、歩く量が減った
  • 以前より靴の外側が減りやすい
  • 足裏の胼胝や痛みの位置が変わってきた
  • 夕方になると明らかにつまずきやすい
  • 裸足や暗所で極端に不安定になる
  • 靴を変えても足首の横揺れが残る
  • 階段や下り坂で怖さが強くなった
  • 通学・通勤・外出の後に翌日まで疲労が残る

転倒してから対策するより、転倒前の足裏・靴底・歩き方の変化で見直す方が安全です。 とくに反復捻挫がある場合は、単なる足首のけがとして終わらせず、CMTによる足部・足関節の状態も相談してください。

相談時に整理したいこと

受診、リハビリ、装具相談、靴相談では、次の情報があると伝わりやすくなります。 口頭だけでは忘れやすいので、スマホ写真や短い動画を一緒に持参すると説明しやすくなります。

整理したいこと 持参するとよいもの
転ぶ場面 平地、段差、方向転換、暗い場所、疲れた後半 転倒メモ、場所の写真、床環境のメモ
捻挫の向き 外側へ崩れる、同じ足ばかりひねる 捻挫した日、腫れた場所の写真、左右差
足裏の当たり 外側、前足部、小指側に偏る 足裏写真、胼胝の位置、痛みの有無
靴の減り方 外側だけ減る、左右差がある、踵が崩れる 普段履いている靴、靴底写真
歩き方の動画 正面、横、後ろ、Uターン、疲労時 短い動画、靴あり・裸足・装具ありの違い
補助具の影響 靴、足底板、AFO、杖で改善するか 使っている装具、インソール、靴
生活への影響 学校、仕事、通勤、外出、体育、階段、夜間トイレ 困っている場面のメモ

「よく転ぶ」だけでなく、「どこで、どう崩れて、何で少し良くなるか」を伝えると、靴・足底板・AFO・歩行量・環境調整の相談につながりやすくなります。

受診・装具相談メモ

受診前に下の項目を埋めておくと、短い診察時間でも伝えやすくなります。

1. 困っていること:転ぶ / つまずく / 捻挫する / 靴が合わない / 疲れる / その他:____

2. よく起きる場面:平地 / 段差 / 階段 / 方向転換 / 暗い場所 / 雨の日 / 疲れた後半 / その他:____

3. 左右差:右が多い / 左が多い / 両方 / 分からない

4. 足首の崩れ方:外側へひねる / 内側へ崩れる / つま先が引っかかる / 踵が不安定 / 分からない

5. 足裏の当たり:外側 / 小指側 / 前足部 / 親指側 / 踵 / 左右差あり / 分からない

6. 靴底の減り方:外側 / 内側 / 踵 / つま先 / 左右差あり / 分からない

7. 疲労との関係:朝から悪い / 夕方に悪い / 長く歩くと悪い / 通院・外出後に悪い

8. 今使っているもの:靴 / 足底板 / AFO / 杖 / 歩行器 / なし

9. 改善する条件:特定の靴で良い / 装具で良い / 休むと良い / 手すりで良い / 変わらない

10. 相談したいこと:靴 / 足底板 / AFO / リハビリ / 家の環境 / 学校・仕事の配慮 / その他:____

よくある質問

CMTで捻挫しやすいのはよくあることですか?

あります。CMTでは足首を支える筋力、足裏感覚、足部変形、歩行時のバランスが関係し、同じ足首を繰り返しひねることがあります。反復する場合は、靴・足底板・AFO・歩行環境を含めて相談してください。

転ぶのは下垂足だけが原因ですか?

下垂足は重要な原因の一つですが、それだけではありません。深部感覚低下、足首の横揺れ、外側荷重、凹足、靴との相性、疲労時の歩き方の崩れも関係します。

足裏に痛みがなくても問題はありますか?

あります。感覚が低下していると、圧迫や摩擦があっても痛みとして分かりにくいことがあります。胼胝、皮膚の硬さ、赤み、靴ずれ、靴底の減り方も確認してください。

夕方だけつまずきやすいのはなぜですか?

疲労で足先を上げる力やバランス修正がさらに落ち、歩行後半で崩れやすくなることがあります。朝の状態だけでなく、夕方や外出後の歩き方も記録すると相談しやすくなります。

靴を変えれば転倒は防げますか?

靴で改善することはありますが、靴だけで足りるとは限りません。足首の横揺れ、下垂足、足裏の圧の偏りが強い場合は、足底板やAFOの相談が必要になることがあります。

AFOを使うのは重症になってからですか?

重症だから使うというより、つまずき、転倒、捻挫、疲労、歩行の不安を減らす目的で検討します。必要性は、足首の安定性、下垂足、歩行距離、生活場面によって変わります。

運動で足首を鍛えればよいですか?

一律に鍛えればよいとは言えません。CMTでは過度な負荷で疲労や動作低下が出ることがあります。運動は、翌日に残る疲労、痛み、つまずきの増加を見ながら、主治医や理学療法士と相談して進めます。

転倒したあと、何を確認すればよいですか?

頭部打撲、強い痛み、腫れ、歩けない、変形、しびれの急な悪化がある場合は医療機関へ相談してください。軽く済んだ場合でも、どこで、どちらの足が、どの向きに崩れたかを記録しておくと再発予防に役立ちます。

参考文献

  1. Bird TD. Charcot-Marie-Tooth Hereditary Neuropathy Overview. GeneReviews.
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK1358/
  2. Nonnekes J, et al. Management of gait impairments in people with Charcot-Marie-Tooth disease: A treatment algorithm. Journal of Rehabilitation Medicine. 2021.
    https://medicaljournalssweden.se/jrm/article/view/2379
  3. Charcot-Marie-Tooth Association. Bracing and Orthotics.
    https://cmtausa.org/bracing-and-orthotics/
  4. Johns Hopkins Medicine. Charcot-Marie-Tooth Disease.
    https://www.hopkinsmedicine.org/health/conditions-and-diseases/charcotmarietooth-disease
  5. Scheffers GM, et al. Prescription of foot and ankle orthoses for children with Charcot-Marie-Tooth disease: a review of the evidence. 2012.
    https://www.foundationforpn.org/wp-content/uploads/2017/08/Scheffers-2012-PTR_AFOs-for-CMT-Review_2012.pdf
  6. Waldman LE, et al. Charcot-Marie-Tooth Disease of the Foot and Ankle. Radiographics. 2023.
    https://pubs.rsna.org/doi/pdf/10.1148/rg.220114

CMTでは、下垂足、足部変形、感覚低下、足関節不安定性、バランス低下が重なり、転倒や反復捻挫につながることがあります。靴、足底板、AFO、歩行量、環境調整は、本人の状態に合わせて医療者と相談して決めてください。

まとめ

CMTでよく転ぶ、捻挫しやすいときは、単に足が弱いだけでなく、足裏の乗り方、足首のぐらつき、足部変形、靴との相性、歩行後半の崩れを一緒に見ることが大切です。

足裏では外側荷重や胼胝の偏り、靴では外側の片減りや踵の崩れ、歩き方ではつま先の引っかかりや方向転換での不安定さが手がかりになります。

転倒回数だけでなく、どの場面でどう崩れるかを整理し、靴、足底板、AFO、歩行量、家の環境、学校・仕事での配慮につなげていくことが重要です。

  • 本ページは一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断、治療方針、装具処方を行うものではありません。
  • CMTの転倒や捻挫には、下垂足、足関節不安定性、足部変形、深部感覚低下、疲労など複数の要因が関わります。
  • 転倒増加、反復捻挫、歩行悪化がある場合は、神経内科、リハビリ科、整形外科、理学療法士、義肢装具士などへ相談してください。
  • 転倒後に強い痛み、腫れ、変形、歩けない、頭部打撲、急な片側悪化、強い腰痛やしびれがある場合は、早めに医療機関へ相談してください。