【CMT】凹足・ハンマートゥが進む前に見直したいフットケア

CMTフットケア 凹足・ハンマートゥ 足裏・爪・皮膚 靴・足底板・短下肢装具

CMTの凹足・ハンマートゥ|足裏の圧・タコ・爪を確認するフットケア

CMT(シャルコー・マリー・トゥース病)では、足先や足首まわりの筋力低下、感覚低下、足部変形が重なり、土踏まずが高くなる凹足、足指が曲がるハンマートゥ、足裏のタコ、爪の圧迫、靴ずれが起こりやすくなります。 これらは見た目だけの問題ではなく、足裏の一部に体重が集中し、皮膚や爪に負担がかかり、歩行の不安定さや痛みにつながることがあります。

ここでは、凹足・ハンマートゥが気になり始めたときに、家庭でどこを見るか、靴や足底板をどう考えるか、短下肢装具(AFO:Ankle-Foot Orthosis)を相談する前に何を記録するかを整理します。 CMT全体の診断や遺伝の説明ではなく、足を傷つけずに使い続けるための確認に絞っています。

結論:足の形より、当たり方と皮膚の変化を確認する

  • CMTの凹足・ハンマートゥは、足の筋力バランス、感覚低下、足首の不安定さ、靴との相性が重なって目立ちやすくなります。
  • 大切なのは、変形を無理に戻そうとすることではなく、今の足にかかっている圧迫・摩擦・荷重の偏りを見つけることです。
  • 足裏のタコ、足指の上の赤み、爪の変色、同じ場所の靴ずれは、痛みが弱くても放置しない方がよいサインです。
  • 靴は「履けるか」だけでなく、指が当たらないか、踵が安定するか、足底板や短下肢装具を入れても皮膚が守れるかを見ます。
  • 傷、出血、水ぶくれ、熱感、腫れ、急な変形、治りにくい皮膚トラブルがある場合は、自己判断で削ったり様子を見続けたりせず、医療機関へ相談してください。

最初に知っておきたい言葉

凹足、ハンマートゥ、短下肢装具という言葉は、受診や装具相談でよく出てきます。 すでに知っている方は読み飛ばして問題ありませんが、家族や学校・職場へ説明するときは、短い言葉で伝えられると相談しやすくなります。

言葉 簡単な説明 生活で困りやすいこと
凹足
(おうそく)
土踏まずが高くなり、足裏全体で体重を受けにくくなった足の形です。ハイアーチと呼ばれることもあります。 指の付け根、足の外側、踵に体重が集中し、タコや痛み、靴ずれが出やすくなります。
ハンマートゥ 足指の関節が曲がり、指がまっすぐ伸びにくくなった状態です。靴の中で指の上側が当たりやすくなります。 足指の上が赤くなる、爪が押される、靴の天井に当たる、指先が痛むことがあります。
足底板 靴の中に入れて、足裏の支え方や体重のかかり方を調整する中敷きです。市販品ではなく、医療用に作るものもあります。 合うと足裏の圧を分散しやすくなりますが、合わないと別の場所に赤みや痛みが出ることがあります。
短下肢装具
(AFO)
足首から足先を支える装具です。AFOは英語の Ankle-Foot Orthosis の略です。足先が下がる、足首がぐらつく、つまずきやすい時に検討されます。 歩きやすさを助ける一方、靴との相性、皮膚の赤み、装着時間の調整が必要になることがあります。

家族や学校・職場へ説明するときは、「足の形の名前」だけでなく、「靴が当たりやすい」「長く歩くと足裏にタコができる」「装具を入れるため靴に配慮が必要」のように、生活で困る場面まで伝えると理解されやすくなります。

CMTで凹足・ハンマートゥが目立ちやすい理由

CMTは、手足の先に向かう末梢神経が障害され、足先や足首まわりの筋力低下、筋萎縮、感覚低下が起こりやすい病気です。 足の中には、足首を上げる筋肉、足を外側へ支える筋肉、指を伸ばす筋肉、足裏の細かな筋肉などがあり、それぞれが協力して足の形と歩き方を保っています。

そのバランスが崩れると、土踏まずが高くなり、足の外側や指の付け根に体重が寄りやすくなります。 足指はまっすぐ使いにくくなり、靴の天井や前側に当たりやすくなります。 これが、凹足、ハンマートゥ、足裏のタコ、爪の圧迫、足首の不安定さにつながります。

凹足で起こりやすいこと

接地する面が狭くなり、足裏の一部に圧が集中しやすくなります。 とくに、指の付け根、足の外側、踵にタコや痛みが出やすくなります。

ハンマートゥで起こりやすいこと

曲がった指が靴の天井に当たり、足指の上に赤み、擦れ、爪の変色が出やすくなります。 指先が靴の前側に押しつけられることもあります。

凹足・ハンマートゥは「見た目の変化」だけで判断しないことが大切です。 足裏のどこに体重が集まっているか、靴の中でどこが当たっているか、帰宅後にどこが赤くなるかを見ると、必要な対策が見えやすくなります。

痛みだけでは判断しにくい理由

CMTでは、筋力低下だけでなく感覚低下を伴うことがあります。 感覚が鈍いと、靴の中で指が当たっている、足裏に強い圧がかかっている、爪が押されている、皮膚が擦れていることに気づきにくくなります。

通常であれば痛みで歩き方を変えたり、靴を脱いだりできます。 しかし、感覚が低い足では、痛みが弱いまま赤み、水ぶくれ、出血、傷、タコの悪化が進むことがあります。 そのため、CMTのフットケアでは「痛いかどうか」だけではなく、目で見える変化も確認します。

注意したい判断:「痛くないから問題ない」「昔からタコがあるから大丈夫」「靴に慣れればよくなる」と考え続けることです。 同じ場所が赤くなる、硬いタコが厚くなる、爪が黒っぽい、靴下に血や浸出液がつく場合は、早めに相談してください。

熱さ・冷たさにも注意する

感覚低下がある場合、湯たんぽ、カイロ、足湯、熱いシャワー、暖房器具で低温やけどに気づきにくいことがあります。 足を温めるときは、足で直接温度を確かめるのではなく、手や温度計で確認し、長時間同じ場所に熱源を当てないようにしてください。

毎日3分の足チェック

足チェックは、長く行うよりも「毎日同じ条件で短く見る」方が続けやすくなります。 入浴後、靴下を脱いだ時、就寝前など、足を見やすい時間を決めておくと変化に気づきやすくなります。

1. 見る

赤み、タコ、水ぶくれ、傷、爪の色、皮膚の乾燥、靴ずれを見ます。足裏は鏡やスマートフォンのカメラを使うと確認しやすくなります。

2. 比べる

右足と左足、昨日と今日、靴を替える前と後で比べます。同じ場所が毎回赤くなる場合は、圧や摩擦が集中しているサインです。

3. 残す

気になる部位は写真を残します。受診や装具相談の時に、言葉だけよりも伝わりやすくなります。

3分チェック表

見る場所 確認すること 相談の目安
足指の上 ハンマートゥで靴の天井に当たり、赤み、擦れ、水ぶくれがないか。 同じ指が毎回赤い。皮がむける。水ぶくれがある。
指の付け根 硬いタコ、黄色い角質、中心の赤み、押すと痛い場所がないか。 タコが厚くなる。中心が赤い、黒い、出血している。
足の外側 小指側、足の外縁、靴に当たる部分が赤くなっていないか。 靴を替えても同じ場所が当たる。捻りやすさがある。
踵が浮いて擦れていないか。靴の中で前後に動いていないか。 靴ずれを繰り返す。踵が安定せず歩きにくい。
爪が靴に押されて黒っぽい、厚くなる、巻き込む、割れる変化がないか。 爪の痛み、出血、膿、強い変色、巻き爪がある。
足全体 片側だけ腫れている、熱い、赤い、急に形が変わった感じがないか。 急な腫れ・熱感・強い赤みは早めに医療機関へ相談。

写真を撮る場合は、毎回同じ角度、同じ明るさ、同じ距離で撮ると比較しやすくなります。 足裏、指の上、爪、靴ずれの場所を分けて撮っておくと、相談時に役立ちます。

部位別に見たいサイン

凹足・ハンマートゥでは、足の形そのものよりも「どこに圧が集まっているか」が大切です。 次の表を使うと、足の変化を靴や足底板の相談につなげやすくなります。

起きていること 考えやすい負担 家庭で確認すること 相談先の例
指の付け根にタコができる 凹足により接地面が狭くなり、前足部に荷重が集中している。 タコの厚み、中心の赤み、左右差、歩行後の痛み。 整形外科、リハビリ、義肢装具士
足指の上が赤い ハンマートゥで指が靴の天井に当たっている。 靴を脱いだ直後の赤み、爪の圧迫、靴下の擦れ。 義肢装具士、靴調整、皮膚科
小指側だけ擦れる 足が外側に乗りやすい、踵の傾き、靴幅不足が関わることがある。 靴底の外側減り、小指側の赤み、捻挫歴。 整形外科、装具外来
爪が黒くなる・厚くなる 靴の前側や上側に爪が当たり続けている。 どの靴で起きるか、左右差、爪の痛みや出血。 皮膚科、整形外科、靴調整
足底板を入れると痛い 足底板の高さ、硬さ、当たり方が今の足に合っていないことがある。 装着後に赤くなる場所、痛みが出る時間、靴との組み合わせ。 義肢装具士、処方医
靴を替えるとつまずく 靴底の厚さ、重さ、反り返り、踵の固定が歩き方に影響している。 どの靴でつまずくか、疲労後に悪化するか、足先の引っかかり。 リハビリ、義肢装具士

足のトラブルは、足だけで完結しないことがあります。 足裏の圧を避けるために歩き方が変わり、膝、股関節、腰へ負担が移ることもあります。 足裏のタコや靴ずれと同時に、歩行後の膝痛、腰痛、強い疲労が出ている場合は、歩き方全体として相談してください。

靴・靴下・足底板・短下肢装具の考え方

CMTの足に合う靴は、「柔らかい靴」「軽い靴」「大きめの靴」と単純には決められません。 凹足やハンマートゥがある場合は、つま先の深さ、足指の逃げ場、踵の安定、足底板を入れる余裕、靴底の安定を一緒に見ます。

靴で見たいこと

  • つま先の深さ:曲がった指や爪が靴の天井に当たらないこと。
  • 前足部の幅:小指側や親指側が押されすぎないこと。
  • 踵の固定:踵が浮きすぎず、足首が横にぐらつきにくいこと。
  • 中敷きの取り外し:足底板を入れる場合、元の中敷きを外せること。
  • 靴底の安定:柔らかすぎて足首が横に倒れないこと。
  • 脱ぎ履き:紐、ベルクロ、ファスナーを本人が扱えること。

靴下で見たいこと

靴下の縫い目、厚み、しわ、締め付けも皮膚トラブルに関係します。 感覚が鈍い場合、靴下のしわが長時間当たっていても気づきにくいことがあります。 履いた後に足指の上、足裏、踵にしわが寄っていないかを確認してください。

足底板・短下肢装具は「足を楽に使うための道具」として考える

足底板は、靴の中に入れて足裏の圧を分散したり、足の位置を支えたりするために使われます。 短下肢装具(AFO)は、足首から足先を支え、つまずきや足首の不安定さを減らす目的で検討されます。 どちらも、使えば必ず合うというものではなく、足の形、皮膚、靴、歩行量に合わせて調整が必要です。

選択肢 相談につながる場面 注意したいこと
靴の見直し 指が当たる、踵が不安定、靴で赤みが出る、靴底の減り方が偏る。 大きめにするだけでは、靴の中で足が動いて擦れることがあります。
足底板 足裏のタコ、前足部の痛み、凹足による荷重の偏りがある。 入れた後に別の場所が赤くなる場合は、再調整が必要です。
短下肢装具
(AFO)
足先が引っかかる、足首がぐらつく、転倒や捻挫が心配、歩行後の疲労が強い。 装具を入れた状態で履ける靴、皮膚の赤み、装着時間の調整を確認します。
装具・靴の再調整 作った直後は良かったが、数日後に赤み、痛み、靴ずれが出る。 我慢して使い続けず、赤みの部位を写真で残して相談します。

新しい靴、足底板、短下肢装具を使い始めた直後は、最初から長時間使わず、短い時間から足の赤みを確認してください。 帰宅後に赤みが残る、皮がむける、水ぶくれができる場合は、使用時間を増やす前に相談してください。

相談前に使える記録テンプレート

受診や装具相談では、「凹足です」「指が曲がっています」だけでは情報が足りないことがあります。 どこが、いつ、どの靴で、どれくらい歩くと困るのかを短く書いておくと、靴、足底板、短下肢装具、皮膚ケアの相談につながりやすくなります。

短時間版:まずこれだけ

【足の状態】
右・左・両方:
気になる場所:足指の上/指の付け根/足の外側/踵/爪/足裏全体

【見える変化】
赤み:
タコ:
水ぶくれ:
傷:
爪の変色:
腫れ・熱感:

【靴との関係】
困る靴:
比較的よい靴:
足底板・短下肢装具(AFO)の有無:

【困る場面】
長く歩く時:
階段・坂:
夕方・疲れた時:
学校・仕事・外出:

【相談したいこと】
靴だけで調整できるか、足底板や短下肢装具を考えた方がよいか相談したいです。
同じ場所に赤みやタコが出るため、圧が集中していないか確認したいです。

写真と一緒に残したい項目

項目 書き方 役立つ理由
部位 右足の小指側、左足の親指の爪、両足の指の付け根など。 靴の幅、足底板、装具の当たりを考えやすくなります。
見た目 赤い、硬い、黒い、皮がむける、水ぶくれ、傷、腫れ。 皮膚科や整形外科へ相談すべき変化か判断しやすくなります。
時間 朝はないが夕方に出る、30分歩くと出る、新しい靴で初日から出る。 歩行量、靴、装具、疲労との関係が分かります。
靴・装具 どの靴で出るか、足底板あり・なし、短下肢装具あり・なし。 靴単独の問題か、組み合わせの問題か整理できます。
生活への影響 外出を減らした、体育を避けた、通勤後に痛む、旅行が不安。 困りごとの優先順位を伝えやすくなります。

写真は、足だけでなく「靴の中」「靴底の減り方」「足底板や短下肢装具を入れた状態」も撮っておくと役立つことがあります。 特に、同じ場所に赤みが出る場合は、足と靴の両方を確認してください。

早めに相談したいサイン

フットケアは家庭でできる確認が多い一方で、自己判断で長く様子を見ると危ない変化もあります。 次のようなサインがある場合は、神経内科、整形外科、皮膚科、リハビリ、装具外来などへ相談してください。

  • 傷、水ぶくれ、出血がある:感覚が鈍い場合、気づいた時には皮膚トラブルが進んでいることがあります。
  • タコの中心が赤い・黒い:タコの下で出血や炎症が起きていることがあります。自分で深く削らないでください。
  • 片足だけ腫れる、熱い、赤い:感染、炎症、骨や関節の問題なども考える必要があります。
  • 急に靴が合わなくなった:変形の進行、腫れ、装具との不適合を確認した方がよい状態です。
  • 爪の周囲が赤い・膿む:巻き爪や感染が関わることがあります。
  • 足首をひねる、転びそうになる:凹足や踵の傾き、下垂足、足首の不安定さが重なっていることがあります。
  • 靴・足底板・短下肢装具で赤みが残る:我慢して使い続ける前に、当たりの再調整を相談してください。

受診・相談先の考え方

困りごと 相談先の例 伝えるとよいこと
傷・水ぶくれ・爪の炎症 皮膚科、整形外科、主治医 いつから、どの靴で、痛みの有無、写真、出血や膿の有無。
タコ・足裏の圧 整形外科、リハビリ、義肢装具士 タコの場所、歩行量、靴、足底板の有無、痛みや赤み。
靴が合わない 義肢装具士、靴調整に詳しい医療者 当たる場所、靴底の減り方、足底板や短下肢装具を入れた状態。
つまずき・足首のぐらつき 神経内科、リハビリ科、整形外科、装具外来 つまずく場面、転倒歴、左右差、疲労との関係、靴での違い。
変形が進んできた 整形外科、足の外来、神経内科 いつ頃から、靴の変化、皮膚トラブル、歩行への影響。

強い痛み、転倒後に歩けない、片側だけ急に足が上がらない、足の腫れ・熱感・赤みが急に出た場合は、CMTのいつもの変化だけで判断せず、早めに医療機関へ相談してください。

よくある質問

凹足やハンマートゥは、ストレッチで戻せますか?

柔らかさが残っている時期は、足首や足指の動きを保つためのケアが役立つことがあります。 ただし、CMTの足部変形は神経障害による筋力バランスの変化が関係するため、ストレッチだけで元の形に戻すと考えるのは現実的ではありません。 目的は、無理に形を戻すことではなく、硬さを増やしすぎないこと、足裏の圧を減らすこと、皮膚を守ることです。

市販の柔らかい靴の方が足に優しいですか?

必ずしもそうではありません。柔らかすぎる靴は、足首の横揺れや靴の中での足の滑りを増やすことがあります。 CMTでは、つま先の深さ、踵の安定、足底板を入れる余裕、靴底の安定を一緒に見てください。 軽さや柔らかさだけで選ばず、帰宅後の赤みや疲労も確認することが大切です。

タコは自分で削ってもいいですか?

感覚低下がある場合、深く削りすぎても痛みで気づきにくく、傷や感染につながることがあります。 厚いタコ、中心が赤いタコ、出血を伴うタコは、自己処理を続けずに皮膚科や整形外科へ相談してください。 タコを削るだけでなく、なぜ同じ場所に圧が集まるのかを靴や足底板の面から見直すことが大切です。

足底板を入れれば、タコや痛みは必ず減りますか?

足底板が合えば、足裏の圧を分散しやすくなることがあります。 ただし、足の形、靴の深さ、歩行量、感覚低下、短下肢装具との組み合わせによって合い方は変わります。 入れた後に別の場所が赤くなる、痛む、靴がきつくなる場合は、再調整が必要です。

短下肢装具(AFO)を使うと筋肉が弱くなりませんか?

短下肢装具は、歩行時のつまずき、転倒、足首のぐらつき、代償動作を減らすために検討されます。 使うかどうかは、足先の上がりにくさだけでなく、足首の安定性、疲労、転倒歴、生活場面を見て判断します。 「使うか使わないか」ではなく、どの場面でどの程度支えが必要かを医療者や義肢装具士と相談してください。

子どもの場合、学校にどこまで伝えるべきですか?

すべてを細かく説明する必要はありません。 ただし、足指の変形、靴ずれ、体育館シューズの合わなさ、長距離歩行後の疲労、転倒しやすさ、装具の扱いなど、学校生活で困る場面は共有した方が安全です。 必要に応じて、主治医の意見書や診断書について相談してください。

免責事項

  • 本ページは、CMTに伴う凹足・ハンマートゥ・足裏の圧・皮膚トラブルについて、一般的な情報を整理したものです。
  • 個別の診断、治療、装具の処方、手術適応、製品選定を決めるものではありません。
  • 皮膚の傷、出血、腫れ、熱感、強い赤み、急な歩行変化、転倒後の痛みがある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
  • 現在受けている医療管理、リハビリ、装具の使用、薬の使用を自己判断で中止しないでください。

参考文献・参考情報

  1. 難病情報センター:シャルコー・マリー・トゥース病(指定難病10)
    https://www.nanbyou.or.jp/entry/3773
  2. GeneReviews:Charcot-Marie-Tooth Hereditary Neuropathy Overview
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK1358/
  3. Laurá M, et al. Prevalence and orthopedic management of foot and ankle deformities in Charcot-Marie-Tooth disease. Muscle Nerve. 2018.
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5811923/
  4. Maranho DA, et al. Acquired pes cavus in Charcot-Marie-Tooth disease. Rev Bras Ortop. 2015.
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4816815/
  5. Burns J, et al. Interventions for the prevention and treatment of pes cavus. Cochrane Database Syst Rev.
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8915727/
  6. Nonnekes J, et al. Management of gait impairments in people with Charcot-Marie-Tooth disease: a treatment algorithm. J Rehabil Med. 2021.
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8814859/
  7. Dong H, et al. Current Treatment Methods for Charcot-Marie-Tooth Diseases. Biomolecules. 2024.
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11430469/

まとめ

CMTの凹足・ハンマートゥでは、足の形だけでなく、足裏のどこに体重が集まっているか、足指や爪が靴に当たっていないか、皮膚が守れているかを見ることが大切です。

痛みが強くなくても、同じ場所の赤み、タコ、爪の変色、靴ずれ、水ぶくれは見逃さないでください。 感覚が鈍い足では、痛みよりも見た目の変化が先に出ることがあります。

毎日の短い足チェック、写真での記録、靴・靴下・足底板・短下肢装具の見直しを組み合わせることで、皮膚トラブルや歩行の不安を早めに相談しやすくなります。 困りごとを「足の形」だけでなく、「どの場所が、どの靴で、どのくらい歩くと困るか」に分けて伝えることが、より合った支援につながります。